子どもの発想は柔軟性に富み、大人を凌駕すると古くから言われる。最近では、大人が教えずともネットやパソコン、スマホなどを駆使し、一昔前では考えられないほどの膨大な情報も同時に入手。それを武器に悪行を働く子どもが増えたとも言われる。
14歳の少年がパソコンの画面をロックし、解除するために「身代金」を要求するランサムウェアをつくったことは記憶に新しい。専門的なプログラム知識は大人でも習得が難しく、なぜ良い方向に活用しなかったのだろうと考える。
また、弱い立場の子ども達を守るとの観点から制定されている少年法や青少年保護育成条例などを知り、自身の悪行さえも法律に守られ庇護されると誤った解釈をし、大人を手玉に取って金銭を得ようとする子どもに加え、大人が子どもをそそのかし、身代わりにして犯罪行為をさせて金銭を得たり、何らかの利益を享受しようとする逆パターンも存在。
そして、この観点を大人が悪用するケースもある。セルフ給油で故意にガソリンをこぼしたり、洗車時に車内を濡れさせたりして店側に過失があると訴え、因縁をつけて金品を搾取しようとするクレーマー行為。弱者に位置付けられる消費者の立場の悪用だ。
弱者は悪行を働いた時点で強者に変身する。身内がそばやうどんに例え、伸びきった感のある忖度の議論や、国民を不安にする法律の強行採決に時間と税金を費やすぐらいなら、法の趣旨ともいえる弱者の庇護を優先すべきだ。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
4月1日(月)から4月7日(日)まで
変わらず
値下げが出るかも
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03月30日付掲載予定
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