五感で知る危険の状況
遮断だけが能じゃない
2018.3.20
 先日、出先の駐車場で自車から離れた数分で軽自動車に衝突される事故に遭遇した。相手が逃げることなく申告してくれたこと、しっかり直してほしいとの申し出もあって修理に出すことに。夜の出来事で、暗い中での初見は、フェンダー部分の損傷だけだと判断したが、工場で改めて確認すると助手席のドアも凹んでおり、軽々に素人判断をしてはダメだと改めて感じた。

 この時期は事故が多いなどの理由で工場が混み合い、担当者は症状判定よりも先に「長期入院」を宣告。車がないと不自由なため、代車をお願いした。

 実際には2週間程度で戻ってきたが、その間やってきたのは現行プリウスの4WD。初代と先代を所有していた経験から、大きな変化に驚いた。

 最大の変化は、ブレーキから独特の踏み心地と踏み始めの「カチッ」という音が消えたこと。他車との違いはなくなったが、個性ある効き方の特徴だけが残り、感覚をつかむまでひと苦労した。

 また、車が滑ったことを体感できずに電子制御の作動音だけで感じる場面も多く、警告ランプが点灯して初めて気付くこともあった。機械で安全が保たれていると頭で理解していても不安を覚えた。

 ほかとの差異や不快な情報を先回りして打ち消すことが求められ、それに応える技術は素晴らしい進化。だが、子どもが五感で危ないものを学んでいくように、その特性や危険を伴う情報は遮断することなく、確実に伝えることが必要ではないだろうか。       (蔵)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月25日付ヘッドライン

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