国が進める働き方改革や人手不足などの理由から、業務効率化を追い求める風潮がある中、雑談の効用を記したコラムを目にした。それによると、雑談には「非効率が生みだす効率化がある」としていた。
雑談を嫌う先鋒は、効率化を推し進める立場の管理職。職制以外にも「面白い話をしなければ沽券にかかわる」とのプレッシャーから嫌う人も多いようで、これについては著名な脳科学者が「芸人であるまいし、常に面白い必要はない」と一蹴していた。
雑談を上手に進めるコツのひとつに「相手の話に同調し、一部を拾って返す」という手法があるそうだ。会話でキャッチボールを成立させることと同義とも言えそうだが、例えば「朝飯を食べ損ねて…」と話された場合は「自分のときは、会議が始まった途端にお腹が鳴ってね…」などと、失敗談を交えて返すことで会話を広げられるとしている。
ちなみに、禁じ手は一方的に自分の話だけをすることとしていた。確かに、言葉の剛速球を投げられてしまえば、キャッチボールを続ける意欲が失せることは自明だ。
また、雑談での個人的な話題が、即効性はなくても後から仕事で役立つ情報に変身することや、気持ちをリラックスさせることで新たなアイデアが浮かぶ「ブレイクスルー」の効果もあるとしていた。
社内のみならず、接客における人間関係の構築にも役立つであろう雑談。非効率だからと禁じずに、取り入れてみるのもひとつの方法ではなかろうか。 (蔵)
北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも
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