古い車や配管と同じ?
ゆとり世代への対応策
2019.5.15
 新入社員が社会人に仲間入りしてから早1カ月。彼らの「トンデモ行動」があらゆる機会で取り上げられている。

 こうした話は新入社員のみならず、企業の中心で活躍する昭和生まれ世代が受けてきた「つめ込み教育」の反動による「ゆとり教育」を受けた「ゆとり世代」に共通するものだ。

 ゆとり世代の定義は様々だが、とりわけこの10年で就職する年齢に達した平成生まれ世代。学校では先回りして必要な知識を与えられるとともに障害や競争が排除され、家庭では友達的な親子関係を是としながら大事に育てられ、上下関係や失敗に対する免疫がないことに起因するのではないだろうか。ある企業が面接で失敗経験を尋ねたところ「ありません」と胸を張って答えた学生がいたという逸話もある。

 企業もこうした彼らへの対応策として、昭和生まれでは当たり前の叱咤激励を封印し、諭すように前向きなアドバイスなどをしているようだが、学生時代の待遇が当たり前の彼らは、企業が学校や親と同じ対応を「することが当たり前」と考え、強い口調には「パワハラ」だと抵抗し、自己判断で対応を間違えても「先に教えてもらっていないから悪くない」と反論するそう。ある識者は「個性や個々のストレス耐性の見極めが必要」だとしていた。

 年数を経過した車や配管など、施工前の入念なチェックが求められる石油業界。社会人としては「新車同様」の彼らにも、こうしたスキルの活用が必要かもしれない。    (蔵)


北海道のガソリン価格予想
4月15日(月)から4月21日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも

04月20日付ヘッドライン

■広がる困惑、失望感 対量販構図変わらず 札幌市場
■昨年度、減少に転じ17件 危険物取扱者の違反行為
■3月決算組「まずまず」 収益環境の良化が支える
■消費、供給ともに減少 2022年度エネルギー需給実績
■42%が「月に1回以上」 GfKJapanが洗車で調査