新味ある取組み不可欠
経営者の手腕にかかる
2019.11.15
 11月に入ってすぐ初冠雪の便りが届き、次週は降雪という天気予報から、2日からの3連休は道内各地のSSにタイヤ交換客が殺到し多忙を極めたことと思う。人口減少や低燃費車の普及から主力の燃料油販売が漸減する中で、洗車やタイヤ販売などの油外を経営のもうひとつの柱にする企業は多い。事実、出光興産は2017年に始めた個人向けマイカーリースを11月からは法人向けにも展開すると発表。本業以外という点ではトヨタ自動車が販売ではなくカーシェアリングサービスを10月28日から全国展開している。


 SSにおける油外商品としては車検もあるが、今、国土交通省では「車検証を紙から電子へ」をスローガンに検討会を設けて実現化を目指している。自動車保有のための様々な手続や税・手数料の納付を、オンラインで一括実施を可能とした「自動車保有関係手続のワンストップサービス」のさらなる推進を目的とし、紙から電子へと転換するもので、昨年6月に「自動車検査証の電子化に関する検討会」を設置し、今年10月に9回目の検討会を開催している。利活用の仕組みづくりは2023年1月をメドとしており、実施は先になるが、陸運支局等への出頭を不要とする取り組みは人手不足に悩むSSにとってもありがたい

 出光興産やトヨタ自動車ではないが、その時々を見据えた新たな取り組みを始める必要性が高まってきているような気がする。その判断も経営者の手腕ではないのか。     (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月25日付ヘッドライン

■膨らむ期待GW商戦 一気呵成の「挽回」期す
■「失敗は有効解導く手段」 札危協保安研修会で三田薫氏講演
■石販業者への配慮明記 官公需「基本方針」が閣議決定
■保有率77.6%、小幅減少 自工会が乗用車市場動向調査
■好調油販さらなる拡販に照準 フルの強み生かし道エネ環状通SS