整備技術の習得が不可欠
車の技術開発は日進月歩
2020.4.5
 未来の乗り物「空飛ぶクルマ」の開発が加速して数年後には実現するかもしれない。自動運転、垂直離着陸で電動。簡単に言ってしまえば「人が乗れる大型のドローン」だ。垂直に離着陸するので滑走路は不要だし、出発地点と目的地点とを点と点、ピンポイントで結ぶので、災害時の被災地への医師派遣や普及後には過疎地域の高齢者の通院などにも活用が見込める。極めつけは自動運転。今、自動車での自動運転が実現化しつつある。誰でもが資格なしに乗れる自動車。この開発は画期的なものになる。

 自動車の技術開発はこの自動運転にとどまらず日進月歩で進む。この進化に修理や整備は追いついているのだろうか。例えば車検。以前は部品の取り付け具合やブレーキ作動、灯火類の点灯など目視や計測でこと足りたが、今は電子制御が採用され整備等が一段と難しくなっている。車の性能を左右する重要な部分だけに電子制御の不具合チェックは不可欠であり、2024年からは車検時に車載式故障診断装置の検査が義務付けられることになっている。

 これほどまでに車の性能が高度化する中で、石油業界の対応はどうなっているのか。技術的進歩に追い付いていないと指摘する声もある。ただ「車検はいつも行っている近くのSSで」というユーザーは決して少なくない。その期待に応えるためにも技術の習得が不可欠。空飛ぶクルマの修理とまではいかないにしても、安全な責任ある点検、整備が必要だ。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも

04月20日付ヘッドライン

■広がる困惑、失望感 対量販構図変わらず 札幌市場
■昨年度、減少に転じ17件 危険物取扱者の違反行為
■3月決算組「まずまず」 収益環境の良化が支える
■消費、供給ともに減少 2022年度エネルギー需給実績
■42%が「月に1回以上」 GfKJapanが洗車で調査