高齢者も活躍する時代
「環境づくり」が大切に
2020.7.5
 以前、一緒に酒を飲んだ50歳代友人が「我々が子どもの頃の60歳くらいの人はすごくおじいちゃんだと思ったけれど、今の60歳は本当に元気で現役バリバリ、我々と何も変わらない」と話す。生活環境や食生活の向上・変化で平均寿命が延びたことも要因のひとつだと思う。


 「人生100年」とよく言われるようになったが、1950年、昭和25年の平均寿命は男性58歳、女性61歳だった。この時代は終身雇用、年功序列の社会で定年は55歳が主流。あくまで平均だが、つまり男性は定年後3年ほどで他界するということになる。その平均寿命は1970年に男性69歳、女性74歳となり、今は男性81歳、女性87歳まで延びている。約70年で男性の寿命は1・5倍近くになった。この延びに合わせて定年も、1980年代には努力義務として60歳まで引き上げられ、それが2006年には65歳までの雇用確保措置が義務化されている。

 定年制の延長とともに伸びたのが年金の支給年齢。60歳引退社会から65歳現役社会を目指すという御旗の下で、厚生年金の60歳支給年齢を国民年金の65歳に合わせるため段階的に伸ばし、2031年には男女ともに65歳支給となる予定だ。

 成人男性だけでなく高齢者や女性、そして高校生などの未成年者が働き、活躍できる環境というのがこれからますます求められる社会になっていくと思われる。技術の進歩などでさらに高齢者らが働きやすい職場、そのひとつがSSではないだろうか。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
4月15日(月)から4月21日(日)まで
価格上昇
値戻し後に値下げも

04月20日付掲載予定

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