昨年4月17日のことだった。翌日、取材に行く約束をしていた地方都市のSS運営会社社長から夕方に電話があり「札幌でコロナ感染者が急増しているので今回は中止し、落ち着いてから来てくれ」という話だった。その当時、例えば昨年4月17日の発表分を見ると道内では感染者34人となり、札幌市で20人を数えたことからの中止の電話だった。それが今年に入ってからは増え続け、5月13日には札幌市で499人、道内で712人と2日連続で過去最多を更新。昨年に比べ感染者が大幅に増加しているにもかかわらず街中の人出は増え、ゴールデンウィークの高速道路交通量は2倍だった。
この爆発的な増加を受けて札幌市に5月12日から31日まで、まん延防止等重点措置が適用された。市内の全飲食店に営業時間の短縮と酒類の提供禁止などが求められた。特にスナックなどでの酒類提供禁止は、とどのつまり「休め」と休業を意味していると感じ「やっていけない」という声にもうなずける。16日からは緊急事態宣言の発令となり、飲食店は休業対象となった。
仮の話だが、スナックなどでの酒類禁止と同様、人の移動抑制のためにSSでの燃料油販売が禁止になったらどうなるだろうか。緊急車両と生活物資等必需品運送車両などに限定し、他は禁止だと。今後さらに感染者が拡大し都市封鎖にでもなったりしたら、それも現実味を帯びてくる。やはり最低限の対処・対策は考えておくべきではないだろうか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
4月22日(月)から4月28日(日)まで
変わらず
仕切りにより、値上げも
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04月25日付ヘッドライン
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