◎…全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、ある特約店社長は「系列販売店に何か困ったことはないか、こまめに連絡をしながらの販売店ファーストに心掛け、さらに販売最前線のSS店頭で業務に携わる店長、スタッフにも感謝している」と話す。販売店もSSスタッフも皆家族という姿勢をこれまで以上に強めている。
◎…2年続けてのコロナ下の大型連休商戦を総括する特約店関係者。数量志向よりも利幅志向が定着、今後もこれを継続しなければならない、という意識が広がっているようだ。7月の夏商戦を前にした6月。量より質という利益重視姿勢の完全定着に向けた強調月間ともなる。
◎…最近、サブスクリプションという言葉がよく聞かれるようになってきた。サブスク、いわゆる定額サービスだが、SS店頭でも定額でセルフ洗車機使い放題の洗車サブスクを導入する動きが出てきている。ある特約店社長は「今月からノーマル、撥水のコース別に洗車サブスクを導入したところでは、自由に、好きな時に洗車ができることで会員登録が広がっているという」 「ガソリン新車販売ゼロの時代を前に、SSからカーステーションへの位置付けを明確にするため、洗車サブスクを導入したと説明している」と話す。
◎…ガソリン新車販売ゼロの到来を前に「車社会である限り、洗車はもとよりメンテナンス需要は不変。安心、安全を提供するSS店頭では接客サービスが欠かせず、夏商戦までにはカーステーション的な色彩を強めたい」といった声も聞かれる。
◎…コスモエネルギーホールディングスでは今後、販売子会社のコスモ石油販売のSSなど605カ所で使用する電力を再生可能エネルギー由来のものに切り替える。風力発電の子会社エコパワーが発電した電力を導入するもの。ある業界関係者は「この結果、ENEOSは水素、出光興産は電気自動車、コスモは再生可能エネルギーというふうに色分けされる。将来的に脱石油の旗印的な存在になっていくのだろう」と話す。そして「元売会社とは別に系列業者はどういった取り組みをすべきなのか。SSを舞台に地域密着、地域に欠かせないエネルギー拠点としての役割を果たすことができるかどうか」と今後を気にかける。
北海道のガソリン価格予想
3月25日(月)から3月31日(日)まで
変わらず
仕切り上昇 小幅値上げも
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03月30日付掲載予定
■「赤字」横ばい37・1% 全国石油協会「石油業経営実態調査」 |
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