エンジン車延命の技術

課題を残すも着々進展
2026.3.30
 「そんなものがあったら苦労しない、ないからみんな困っているんだ」 。こうした会話が聞かれることがあると思う。あればとても良いが、そんな夢のようなものはない、ということ。

 近年の異常気象。高温や豪雨等々だが、これらの異常は地球温暖化がもたらしているといっても過言ではない。もはや地球温暖化は人類にとって喫緊の課題と言え、ゼロカーボン実現の一つにCO2を排出する自動車の排気ガス対策がある。電気自動車や燃料電池車などのゼロエミッション車への置き換えのほか、エンジン車のハイブリッド化による燃費改善といったテクノロジー対策もその一つ。

 CO2と水素を原材料として製造する石油代替燃料の合成燃料(e―fuel)もあるが、効果的にCO2を大気から回収する技術の確立が進まず、未だ実現したと言える状況にはない。大気中に0・04%程度しかないCO2を効率的に回収する技術は至難の業であり、そこがネックとなっている。

 「CO2キャプチャー」。走行時の排ガスからCO2を分離回収する技術であり、自動車業界では有力視されている。ただ、この技術にも課題が多く、特に車載装置のサイズが今のところ一番のネックで、現在の排ガス処理装置のようにコンパクト化するには時間がかかりそうだ。ただ、車載CO2キャプチャーの開発が本格化してからまだ5年程度しか経っておらず、この技術の実現がエンジン車の延命に大きな役割を果たすことは間違いない。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
10月26日(月)から11月1日(日)まで
変わらず
仕切りは下がっているものの

10月25日付掲載予定

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