「備え」の大切さを実感

先般の地震も混乱回避
2025.8.18
 7月20日付の本紙で盤石な「備え」構築へとのタイトルを付け全石連主催の災害時対応実地訓練が今年も道内4カ所で開催されると報じ、25日付の本欄では災害対応の過信は禁物であると警鐘を鳴らした。そして29日には上士幌町のサトウ機工上士幌SSなどで実地訓練が行われ、非常用発電機による緊急車両への給油など一連の手順を確認した。


 そうした訓練の重要性を実感せざるを得ない事象が起こった。30日午前にロシアのカムチャツカ半島沖を震源とするマグニチュード8・7の巨大地震が発生。31日にかけて本道から沖縄県までの太平洋沿岸部などに津波警報・注意報が発令された。北海道によると本道では47万人に避難指示が出され、40市町が406カ所の避難所を開設、3万5439人が避難したという。

 この2日間に観測された津波の高さは岩手県久慈港で1㍍30㌢、根室港花咲で80㌢、広尾町十勝港で70㌢などだったが、避難した人が「東日本大震災を思い出し怖かった」と語る様子が放映されていた。今回は津波がそれほどでもなく停電もなかったことから、一部避難路が渋滞したほかSSに給油の車列ができたところもあったようだが、大きな混乱はなかった。これも過去の教訓を生かした日々の備えの賜物だと言えそうだ。

 人命第一、これは発災時の鉄則である。今回も顧客や従業員の安全を優先して臨時休業したSSがあったが、こうした取り組みは大いに称賛されるべきではなかろうか。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
10月19日(月)から10月25日(日)まで
価格上昇
週末下げ、週初め値戻しパターン

10月25日付掲載予定

■道内セルフSS574カ所 セルフ化率35・5%に
■「輸入灯油調整単価」など 臨時記者会見で経産局の浦田局長、国の3対策説明
■災害への備え再構築 道が燃料供給情報伝達訓練
■令和7年の施策の実施状況を審議 道環境審温対部会
■心配なのは灯油商戦の行方 価格高騰を懸念 三宝産業スカイロード発寒SS