店頭の価格掲示は不要?

不安を感じる客いるかも
2025.8.30
 令和7年度の最低賃金が全国平均で前年より6・0%、63円アップで決まり時間給は1118円となった。本道は6・4%、65円アップの1075円になる。今年は大幅な賃上げを望む労働者側と最小限の引き上げにとどめたい使用者側との意見の対立から、国の目安小委員会は異例、44年ぶりに7回も開催してやっと決まった。それでも目安額は過去最高だった昨年の50円を13円上回り、昨年まで900円台だった31県を含めて全都道府県の最低賃金が1000円台となる。

 この大幅なアップに対して、人件費が経営の圧力になると中小・零細企業からは懸念の声が上がっている。アルバイトを多く雇い入れている我が石油業界でも影響は大きく、今年のある地方石協の総会で「適正な利潤を確保し、賃上げにも対応できる強い体質の業界を」と訴えた理事長がいた。

 この経営基盤の確立に向け本州のある地方では「採算販売を目指す上で価格掲示が有利に働くとは考えにくい」と価格を掲示しないSSがある。価格掲示が過度の競争を招く恐れがあるからというのが理由のようだ。

 本道でも札幌市内や地方でも都市部では価格掲示が普通になっているが、それ以外では掲示のないSSが見られ、給油に不安を感じ掲示のあるSSを探すこともある。あそこが何円にしたからうちはさらに1円安くといった安売り競争は避けたいものだが、それでも給油する側の心情を考えれば、非掲示というのはどうなのだろうか。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
10月19日(月)から10月25日(日)まで
価格上昇
週末下げ、週初め値戻しパターン

10月25日付掲載予定

■道内セルフSS574カ所 セルフ化率35・5%に
■「輸入灯油調整単価」など 臨時記者会見で経産局の浦田局長、国の3対策説明
■災害への備え再構築 道が燃料供給情報伝達訓練
■令和7年の施策の実施状況を審議 道環境審温対部会
■心配なのは灯油商戦の行方 価格高騰を懸念 三宝産業スカイロード発寒SS