出光興産は１６日、今年２月１５日に重油直接脱硫装置（ＲＨ装置）に付随する機器の故障で関連装置を停止している愛知製油所について、６月末にも再稼働できる見通しだと発表した。
　ＲＨ装置は原油常圧蒸留装置で生産した重油を脱硫し、重油流動接触分解装置（Ｒ－ＦＣＣ装置）の原料となる低硫黄重油を生産する装置。付随する水素ガスコンプレッサーが損傷したことにからＲＨ装置、Ｒ－ＦＣＣ装置をともに停止し、常圧蒸留装置などについても稼働調整を行っている。