経済産業省と北海道電力は１１日、北海道胆振東部地震で停止している本道最大の火力発電所、苫東厚真発電所の全面復旧が１１月以降になるとの見通しを発表した。

　経産省などによると、復旧はボイラー配管が損傷した１号機が９月末以降、２号機が１０月中旬以降、タービンから出火し、未だ作業員が中に入ることもできない４号機が１１月以降になる。

　現状では、２割の節電要請などで計画停電は回避される公算が大きいものの、トラブルにより老朽化した他の火力発電所が停止する恐れもあり、しばらくは予断を許さない状況となっている。