運転免許証の自主返納
制度の「充実」も伝えて
2022.5.25
 今月13日から改正道路交通法が施行され、75歳以上の免許更新手続きが変わるとともにサポートカー限定免許が導入された。加齢に伴い運転に不安があるものの、日常的に車を使用するため免許の返納が困難だという高齢者を想定したもの。現在、国内自動車メーカーの126車種(344型式)がサポカーに該当するという。個人的感想だが、そんなにあるのかと驚くと同時に、その車には必要ないだろうというものもあった。


 あるアンケート調査で、視力や判断力の低下など、運転に不安を覚えるのは40代からだとする一方、80代でも運転に不安はないと答えた人が47・5%もいたそう。80代で不安はないと言われても周りの人の不安は大きいのだろうが。

 急発進した車の事故はニュースなどでよく流れるが、SS内でもペダルの踏み間違いによりスタッフがひかれたという話を聞いたことがある。自分が将来、被害者、加害者どちらにもなり得る可能性を考え怖くなった。今回、法整備がされたことで事故や周りの不安が減るかどうか、今後を見守るしかない。

 警察庁の発表によると、昨年の運転免許証自主返納数は51万7040件。そのうち北海道は1万9714件だった。高齢者に自主返納を勧める際、それが自分の子どもや年下だったことで頑なに拒否するという話をよく聞くが、年寄り扱いから始めるのではなく、返納後のサポート制度が充実していることなどを伝えてからの説得が必要になるのだろう。 (彰)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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