石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）と非加盟の主要な産油国で構成するＯＰＥＣプラスは３日、予定通り４月に増産を実施することを決定したと発表したとロイターが伝えた。増産は２０２２年以来初めてで、３日の原油先物価格は約２％下落した。

　ＯＰＥＣによると、ＯＰＥＣプラス加盟国のうち、直近の減産を実施している８カ国が３日にオンライン会合を開き、４月の増産を進めることで合意した。増産量は日量１３万８０００バレル。ＯＰＥＣは「この段階的な増産は市場の状況に応じて一時停止または撤回される可能性がある」と説明。「この柔軟性により、ＯＰＥＣは引き続き石油市場の安定を支えることができる」とした。