北海道ガスは苫小牧西港フェリーターミナルで、本道で初となる旅客フェリー向けのＬＮＧ（液化天然ガス）供給を開始した。北ガスグループ経営計画「Challenge2030」に基づく天然ガス普及拡大に向けた取り組みで、同社としても船舶分野への燃料供給は初めてとなる。
　供給したのは、カーボンニュートラルの実現に向け基本協定を結ぶ商船三井が苫小牧─茨城県大洗間に今年投入した新造ＬＮＧ燃料フェリー「さんふらわあ　かむい」で、大規模な専用設備を必要とせず、ＬＮＧローリーからフェリーに直接ＬＮＧを供給するTruck to Ship方式で行った。