「流儀」から学び深めろ
表層的判断は失敗誘発
2015.12.20
 学生時代からの友人にHがいる。暇に任せては電話越しに学生時代の調子で他愛もない会話を繰り返す年甲斐もない珍妙な男だ。Hは大学卒業後、地元企業に営業職として20数年勤務。相応な実績を上げ、順調に昇進もしていたようだが、数年前に前社長が退任、その子息が外部から連れてきた人物と経営の舵を握るようになった頃から精神的に追い込まれ出した

 義理や人情にほだされ、頼まれるととことんまで付き合う性格で、自らを追い込みすぎたのか、とうとう薬を服用するまでになった。見かねて転職を強く勧め、実績や人柄を評価してくれていたという取引先企業の誘いもあって転職に成功した。その後の様子や声を聞くに、みるみるうちに回復。身体というものは本当に正直だ。気合や根性論だけでは人間は行き詰まることを改めて見せ付けられた気がした。
 先日、Hから陽気な声で連絡があった。どうやら社長をはじめ、入社へと誘ってくれた幹部からの絶大なる期待を受け、やる気十分の様子。しかしHの「この会社は温すぎる。前の会社では有り得ない」などと得意気に話す点が気になった。嫌で辞めたのに、それを指針に新天地の既存社員を見下げる愚かさ。積み重ねられた歴史には意味がある。向こう見ずな変革は軋轢と破壊を生み、取り返しのつかないことさえある。変革を口にするのは勇ましく心地よい。しかしそれにだって流儀がある。まずは冷静に既存のやり方を観察し真似る、それからだ。(憲)



北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か

04月05日付掲載予定

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