東大工学部、新たなリチウムイオン伝導性液体を発見
2016.8.30
 東京大学工学部は、同大大学院工学系研究科の研究グループが科学技術振興機構や物質・材料研究機構との共同研究により、リチウムイオン伝導性液体「常温溶融水和物(ハイドレートメルト)」の発見を発表した。

 水と特定のリチウム塩2種を一定の割合で混合することにより、通常、常温では個体となるリチウム塩二水和物を液体(=ハイドレートメルト)として存在することを見出したもので、水をベースとした新たなカテゴリーのリチウムイオン伝導性液体。

 これにより、自然界に存在する水をリチウムイオン電池の電解液原料に用いることが可能となると同時に、これまでの可燃・有毒な有機溶媒から不燃・無毒な水に置換されることによる火災・爆発事故等のリスク低下のほか、生産工程における厳密な禁水環境(ドライルーム)撤廃による低価格化が可能となり、高度な安全性と低価格の両立が要求される電気自動車や家庭用の大型蓄電池開発の加速が期待されるとしている。


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12月15日付掲載予定

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