道内35市燃料油納入価格
14市未改訂 動き小幅
2020.11.15
元売仕切り価格の上昇に伴う転嫁→値崩れ→値戻しといった図式の繰り返しが目立つ道内主要市場。そうした中で道内35市の石油製品納入価格は10月から比較的小幅な動きにとどまり、また、14市が価格の改定を見送っていることが本紙調査で分かった。レギュラーガソリン35市平均価格は、28銭と小幅ながら6カ月ぶりに値下がりしている。     =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 札幌市場のガソリン市況は、10月に入って中旬に6円程度の値戻しが進展。その後、日を追って軟化し、下旬に再び値戻しが進んだ。こうした状況は全道的にもほぼ同様で、毎月20日過ぎを目安とするケースが多い35市の価格改定にも、そうした状況がくっきりと浮かび上がっている。

 35市のうち14市が価格改定を見送り、残る21市は改定日の微妙な違いから、それぞれ7市が値上げ、値下げ、据え置きに分かれた。ただ、上げ幅より下げ幅が大きく、35市平均は前回10月6日調査を28銭下回って121円62銭、6カ月ぶりの値下がりとなった。

 軽油も各市の対応はガソリンとほぼ同様で、35市平均は前回調査を08銭下回る108円03銭となっている。


■ 灯油・A重油

 灯油は、改定見送り14市、未納入1市を除く20市の8割となる16市が価格を据え置き、残る4市のうち1市が値上げに動く一方で3市が値下げに動いたことから、34市平均は4カ月ぶりに前回調査を11銭下回る71円02銭となった。

 A重油も同様、未納入1市を除く34市平均は前回調査を86銭下回る70円88銭となっている。 


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格下降
仕切り価格、実質ベースで値下がり

05月15日付ヘッドライン

■自燃油は対応にバラツキ 道内35市燃料油納入価格
■前年比6・4%減920万kl 令和5年度道内の燃料油販売
■修復歴見抜く力育成 ホームネットカーズが中古車査定A研修
■26%強が「非常に深刻」 人手不足で道が特別調査
■主力の洗車で売上増目指す 道エネ栄町セルフSS