一枚岩の業界必要だが
危機に直面している!?
2022.11.15
 最近、行政機関の協議会や審議会などで、多方面に及ぶ意見の噴出で会議が所期の目的を達せず散会となることがよくある。以前は事務局を務める行政機関の作成した原案に対して多少の文言修正は出ても、ほぼそのままで決まっていたが、市民参加、市民など多くの意見も参考に、という風潮から公募委員や会議に直接関係のない教授らが委員として参加するようになり、予定どおりに進まないことが多くなった。

 先日もある会議で、専門外の教授が「この会議では、いつまでにこれを決めるというロードマップが示されていない」と指摘した。教授はさらに「この点の話し合いをするなら次回までにこの資料を提出してもらいたい」と事務局に要望。それによりその日予定していたテーマが終わらず、結果として全体の進行に遅れが生じた。指摘を受けた事務局の担当者は「いつまでに決めるというより、会議の次回開催時期さえも決められない」とうなだれていた。

 こういった声の大きい人の意見が通りやすいというのは確かにある。組合運営でも、声の大きい人が理事長など代表者なら指導力として評価されるが、一般会員だと「あの人の言いなり」ということになる。組合の会員数は減少傾向にある。昔は組合員であることが当たり前、ひとつのステータスでもあったが、今は組合員になるメリットといったものまで求められたりする。業界がひとつになってという「志」が危機に直面しているのかもしれない。 (祐)


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