地域のインフラ維持へ

事業承継も有効な手段
2026.1.26
 帝国データバンクのまとめによると、昨年1年間の道内企業の倒産件数は前年比0・8%増の264件。4年連続で増加した。原材料価格の高騰や物価高に伴う個人消費の低迷で倒産に至る企業が高水準で推移したと言えそうだ。中でも小売業の倒産が最も多く、この傾向は今年も続くとみられる。

 一方、財務状況だけでなく後継者不足などの解消を図るM&Aについて、2019年からの過去5年間に実施した道内企業は9・9%あり、買い手となったのがその6割、売り手となったのが4割だった。さらに今後、M&Aにかかわる可能性がある企業は26・6%に上っているという同社の調査結果もある。

 M&Aの目的の一つである事業承継について、国が設置した北海道事業承継・引継ぎ支援センターの2024年度の新規相談件数は762件で、前年度より51件、8・7%増えている。相談内容は第3者承継が60%を占め、親族内承継が29%、役員・従業員承継が11%。サービス業や建設業、小売業からの相談が多く、従業員5人以下、売上高1億円未満が全体の60%となっている。

 昨年12月に北海道経済産業局が旭川で開催したSS過疎地対策・SDGsセミナーのトークセッションに登壇した空知管内のSS経営者は、地域のインフラを守るために胆振管内のSSを第3者承継したことを報告して「SSをなくしてはならない」と力説した。事業承継は地域のインフラを守る有効な手段の一つとなると思えた。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
9月14日(月)から9月20日(日)まで
価格上昇
値戻し、仕切りは30銭上げ

09月15日付掲載予定

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