依然遠い市況の安定
主要市場に漂う「諦め」
2026.6.30

札幌ではフル171円
 米国とイランとの戦闘終結に向けた協議が進んで原油価格が大幅に下落。それに伴い国の激変緩和措置による補助金も6円とついに10円を割り込んだが、そうした中で道内主要市場の多くが市況の構築に苦慮している。値上げに動いても追随しない量販各社の「安値」に引きずられ結局は値下げ、値上げのタイミングをつかめず結局はジリ安など状況は様々ながら、増嵩する経費も乗せられないまま我慢を強いられる販売業者の落胆が浮かび上がってくる。


 週初めに値上げしても半ばには追随しない量販各社の「安値」に引きずられて値下げ、そうした状況が幾週にもわたり続いた札幌市場。今月第4週早々、販売業者の多くが値戻し、底上げに動き、バラツキを残しながらもフル171円、セルフ168円中心にまで持ち上げてからは、一部を除く量販各社が1円20銭差で追いかけたことで束の間の「小康状態」が続く。

 フルで17、18円、セルフで14、15円ほどのマージンを確保するが、それでも「不本意」な値下げは堪えるよう。ただ、「今は危機感よりもあきらめの方が強い」という。

 こうした状況は室蘭市場も同じ。値上げをLINEで告知するSSが増えている中で、値上げ前の土、日曜日には給油客が大挙押し寄せるが、すぐに値下がりするのが分かっているので月曜日からしばらくは閑散としている、そうした笑えない状況も出現している。

 セルフで150円台看板が目に付く旭川市場や函館市場では、各販売業者の値上げ意欲は旺盛ながら、量販各社のにらみ合いなどもあって、そのタイミングをつかめないままに推移。ジリ安となってマージン減少の危機感もささやかれる。

 また、苫小牧市場では棲み分けを決め込むものの、量販各社との10円以上の価格差に焦燥感も。

 一方で帯広市場は、ここしばらく安定した市況を形成している。

セルフ168円が多い


北海道のガソリン価格予想
6月29日(月)から7月5日(日)まで
変わらず
多少の上げ下げありか

06月30日付ヘッドライン

■依然遠い市況の安定 主要市場に漂う「諦め」
■イラン紛争前の水準に 原油価格、上昇分すべて帳消し
■LPガス利用者を支援 1契約2000円値引き 北海道
■収益力最大化など盛る コスモエネルギーHDが長期ビジョン、中計策定
■目標達成あたり前、タイヤ販売 アイックスセルフ五輪通り