出光は１２日、中国における有機EL材料のさらなる需要拡大に備え、中国四川省成都高新技術産業開発区政府と基本合意に至り、中国成都市に現地法人を設立するとした。

　同社は２０１７年、上海市に出光電子材料（上海）有限公司を設立し、有機EL材料事業におけるカスタマーサポートやマーケティング活動を行っていた。また、中国顧客への技術支援をさらに強化すべく評価体制を構築するとともに、顧客への安定供給のための早期整備が必要だとしており、今後の会社設立手続きを経て、２０１９年度中に有機EL材料製造工場を完工し、商業生産開始を目指していくそう。