
令和の米騒動。米騒動は昔の出来事だと思っていたら今年起こった。前年の猛暑で供給量が減った上に、不足との情報の流布で買いだめする人が増え、コロナ下のマスクやオイルショック時のトイレットペーパーのようにスーパーなどの店頭から米が消えた。不足は解消したが価格は昨年より割高のようだ。確か平成5年にも不作でタイ米やカリフォルニア米がよく売れた平成の米騒動というのもあった。
今年夏以降、猛暑で産卵数が減少したため道内で卵の価格がまた高騰しているようだ。一昨年10月から昨年4月までに26道県の養鶏所で鳥インフルエンザが蔓延し、約1771万羽が殺処分され、卵不足となったエッグショック以降、価格は徐々に下がっていたが、猛暑の関係で再び産卵数が減少、10月の卵価格は1月より50%も上昇しているという。
ただ、今年の価格上昇は産卵数の減少が大きな要因だが、春から夏にかけての価格下落に伴って採卵鶏の飼育を抑制する養鶏場が増え、品薄感から上昇したという背景もあるようだ。こうした現象について札幌市内のある鶏卵卸・加工品製造会社の店長は「価格がどうなるかは、もう運だ」とこぼしているとも言われる。
価格維持のため生産量を抑制する、これは原油だって同じだが、OPECプラスの生産抑制を批判する我が国でも同じことが行われている。海外、国内と違いはあるが、根は国益、企業利益ということであり、あとは「運」しかないのだろうか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
6月23日(月)から6月29日(日)まで
価格上昇
仕切上昇
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06月25日付ヘッドライン
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