健全経営へ総力結集
一枚岩の結束」崩さず
2025.6.5

あいさつする河辺会長・理事長
 北石連・商(河辺善一会長・理事長)は26日、札幌市内のホテルで2025年度通常総会・総代会を開催し、本年度の事業計画や収支予算などを決めて新年度の歩みをスタートさせた。事業計画の提案説明を行った河辺会長・理事長は、最大の使命である安定供給のためには健全経営が欠かせないことを強調し、一枚岩の結束で「勝ち残り」を目指すとした。

 通常総会・総代会では冒頭、河辺会長・理事長があいさつ。議案審議への協力を求めたあと「業界に限らず経済界、世の中を取り巻く環境が厳しさを増す中で、一体どうなっているんだと嘆くばかりでなく、何ができるのかを考え進んでいかなければならない。できることはたくさんある。原点に返り、世の中に尽くすという気概を持って頑張っていかなければならないという、今までになかったような時期を迎えている」などと述べ、会員それぞれの「奮闘」を期待した。

 このあと河合正三北石連常任理事(空知石協理事長)を議長として議案の審議に移り、2024年度の事業報告や収支決算など報告案件をいずれも原案どおり承認。さらに2025年度の事業計画や収支予算などを決めたあと退任理事の補選を行い、軽油引取税の本年度期限内完納も申し合わせた。

 事業計画には北石連関係で共同購買事業・共催事業、信用保証事業や設備投資関連補助事業、行政協力事業、組織の強化に関する事業、北石商関係で石油税制対策、近代化・合理化対策、労働環境改善対策、流通・給油所安定化対策などを盛ったが、提案説明を行った河辺会長・理事長は、最大の使命である石油製品の安定供給のためには健全経営が欠かせないことを強調。仕入れ価格に見合った価格での販売も含め、一枚岩の結束で「勝ち残り」を目指していくとした。

 また、収支予算には特別積立金取崩益970万円を含めて北石連4406万円余、北石商3650万円余の合計8056万円余を計上。理事の補選では、中島毅氏(ほくねん)、大西健夫氏(大西商事)、日下豊氏(日下石油倉庫)を選出した。

本年度の事業計画などを決めた通常総会・総代会


北海道のガソリン価格予想
6月9日(月)から6月15日(日)まで
価格下降
補助金投入で下落続くか

06月10日付ヘッドライン

■実勢反映、値下げ相次ぐ ガソリンは最大13円 道内35市燃料油納入価格
■大幅な値下げも顕著に 業者間に危機感 定額補助で道内各市場
■経年劣化対策を確実に LPガス事故防止へ道が保安方針
■好調車検、さらなる増販目指す 出光リテールセルフ北19条
■コーテュング増販順調 2カ月先まで予約 地崎商事八軒SS