再び減少も30件に
給油取扱所で依然6割強
2026.2.15

運転操作を誤って計量機に衝突しノズルを破損  
 令和7年1年間に札幌市内で発生した危険物施設等事故は、火災、損傷、流出を合わせて30件。前年を6件下回って再び減少に転じていたことが、このほど札幌市消防局のまとめで明らかになった。このうちSSを含めた給油取扱所での発生が火災1件、破損16件、流出3件の20件となっており、依然として全体の6割強を占める状況が続いている。

 昨年1月から12月までに札幌市内で発生した危険物施設等事故は火災1件、破損19件、流出10件の合わせて30件。前年を6件下回って再び減少に転じたものの、過去10年で最も少なかった一昨年を3件上回った。施設区分別では、SSを含めた給油取扱所での発生が前年を3件下回ったものの20件で最も多く、そのほか移動タンク貯蔵所で5件、一般取扱所で3件、地下タンク貯蔵所で2件となっている。


■ 火災事故

 火災事故は自家用給油取扱所で発生したもので、給油中に従業員が車両に止まった虫をライターで追い払おうとしたところガソリンの可燃性蒸気に引火したというもの。火災事故は1件ずつながら3年連続の発生となる。


■ 破損事故

 前年と同数となった破損事故は、給油取扱所で16件発生したほか、移動タンク貯蔵所、一般取扱所、地下タンク貯蔵所でそれぞれ1件発生した。

 給油取扱所は、その大半がSSでの発生で、給油に来た顧客の車両が運転操作ミスや給油が完了したと思い込んだ誤発進によって固定給油設備などに衝突し、破損させたものが圧倒的に多く、事故原因は物的・その他の要因が人的要因を大きく上回った。


■ 流出事故

 流出事故は前年を6件下回って過去10年では最も少なく、移動タンク貯蔵所で4件、給油取扱所で3件、一般取扱所で2件、地下タンク貯蔵所で1件発生した。

 事故原因は、操作確認不十分などの人的要因が4件、腐食疲労等劣化などの物的・その他の要因が5件で、不明が1件。

 危険物の流出量は10件合わせて2万842㍑となり、1件当たりの流出量としては過去10年で最も多くなっている。

=写真はいずれも札幌市消防局提供=


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04月05日付掲載予定

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