価格への不満減少
些細な「行き違い」が主
2026.2.24
 灯油の本格需要期も後半を迎える中で、北海道立消費生活センターや札幌市消費者センターには今シーズンも、数こそ少ないながら灯油に関する苦情などが寄せられている。ただ、価格の高騰、高止まりを直接訴えるものはほぼなくなり、配送などをめぐっての売る側と買う側とのちょっとした「行き違い」が目立つ。メーターへの疑念も未だなくなっていない。

 灯油の本格需要期となる昨年10月から今年1月末までに北海道立消費生活センターと札幌市消費者センターが受理した灯油に関する消費者からの苦情や相談などは、わずか10件。ここ数年、減少傾向にあるが、今シーズンに関しては新聞やテレビなど報道各社が、中東情勢の緊迫化などに伴う原油価格の高騰や円安の進行による燃料油価格の上昇、高止まりを頻繁に報じ、また、灯油だけに限れば、価格が昨年を4円ほど下回っていることから、以前のように「何でこんなに高いんだ」といった直截的な苦情や不満が減少しているためだとも考えられる。

 ただ、数が少なく、また、内容も売る側と買う側とのちょっとした「行き違い」だからといって看過できないものも決して少なくない。

 ある消費者は「単価の安い業者に変更し、それまでの業者とは定期配送契約を打ち切ったのに2回続けて給油された」と憤り、単価の違いによる差額の請求や、一定量を給油することで割引きが受けられるキャンペーンの対象にならなかったことへの損害賠償の請求を訴える。これと似たようなケースとして「電気とガスを契約している業者が勝手に灯油も給油していった。業者に説明を求めたが、対応する人によって言い分が違い、一貫性がない」といったものもあった。

 また、メーターに対する疑念から「139・1㍑を給油した前回は納品書がなく、たまたま5日後に給油し、もらった納品書は202㍑。たった5日で60㍑も使うはずがなく、メーターを改ざんしているのでは」とする訴えも。

 このほか「灯油の減りが早いと感じ、タンクからの漏えいを疑い業者に相談したが、漏れはないと言われ不安」といったものや「灯油宅配サービスを受けているが、ポリ容器の外側がいつも油まみれ。ふき取る布の処理にも困るし、ストーブに移し変える際に燃え移る危険性もある」といったものなどもあった。 


北海道のガソリン価格予想
2月23日(月)から3月2日(月)まで
価格上昇
値戻し

02月20日付ヘッドライン

■些細な「行き違い」が主 消費者センターへの灯油めぐる苦情等
■得意先に「幸運」届ける 稚内で灯油まつり公開抽選会
■「健全経営」など重点に 北見石協が通常総会で事業計画など決める
■洋上風力関連産業創出へ1500万円 北海道の新年度予算案
■油外拡販へ積極的取り組み ナラサキ石油発寒SS