人手不足 やはり懸案に
夏商戦の「成否」握る鍵
2026.7.15

店頭の募集看板は今も目に付く
 石油業界にとっても書き入れ時となる「夏商戦」が本番を迎える中、道内各SSでは油販とともに洗車やコーティング、車検など力を入れる油外の一層の拡販を目指し、固く結ばれたユーザーの財布の紐を緩めるべく、培ってきたノウハウのすべてを投入する。ただ、そうした努力を阻む人手不足もまだまだ深刻。多くのSSから「嘆き」が聞こえてくる。

 イランをめぐる中東情勢にも翻弄されてきた石油業界。夏商戦の唯一と言ってもいい救いは、SSスタッフの拡販に向けた旺盛な意欲だが、道央圏のあるSS所長は「人手が足りず、来店客に対する提案も含めて、ままならない状況が続いている。例えばコーティングの施工に人手が取られると、ほかは給油以外に何もできないのが現実」だとこぼす。

 一昨年暮れから昨年暮れまでに比べれば、一部に「満足とまではいかないものの、ある程度は解消された」といった声が聞かれるなど、深刻の度はやや薄まりつつあるようにも思われるが、まだまだ人手不足はSS運営の阻害要因として重くのしかかる。全産業対象ながら北海道の4~6月期調査でも、正規従業員については6割近くが、非正規従業員については3割近くが「不足」だとしており、独り石油業界だけが「蚊帳の外」とはならないはずだ。

 ここしばらく年末年始や春、GWといった書き入れ時となる大きな商戦は、いずれも期待だけが独り歩きする中で「消化不良」のまま終了しており、だからこそ今夏の商戦は成功させなければならない大事な商戦。人手不足解消への特効薬などあろうはずもないが、危機感をバネに、油販、油外の拡販に向けたそれぞれの目標達成を目指したいもの。意欲の横溢にこそ期待がかかる。


北海道のガソリン価格予想
7月13日(月)から7月19日(日)まで
価格上昇
多少の上げ下げありか

07月15日付ヘッドライン

■人手不足、やはり懸案に 夏商戦の「成否」握る
■中小向け物品72% 北海道の官公需契約目標
■価格交渉実施90%強に 原材料などの価格上昇で中小企業 
■レンタカーと洗車が油外牽引 アイックス新光北25条SS
■新たな歩み進める 道エネチャレンジ美原 移転し店名も変更