LINEでのクーポン配信も多い
原材料価格の高騰や円安の進行などを背景とした物価高が個人消費を冷え込ませる今、その影響はガソリンなど自燃油の販売にも及ぶが、そうした中、とりわけ都市部のSSでは増販に向けて様々な工夫を凝らす。来店頻度の減少が生き残りへの道を閉ざしかねないという危機感からで、利潤を少なからず削る「値引き」を武器にするSSも少なくない。
石油連盟のまとめによると、本道の昨年1年間のガソリン販売は、前年比で6万kl余りの減少となる198万kl余。今年も5月末現在で76万kl余と、昨年を2万kl余り下回る。こうした数字が示すまでもなく、次世代自動車の急速な普及などに伴って減販は言わば「必然」となっているが、物価高に起因する個人消費の冷え込みも見逃せない要因となっている。
そこで道内のSS、とりわけ都市部のSSでは増販に知恵を絞り、様々な工夫を凝らす。需要の減退に伴う来店頻度の減少が油外の収益をも削ぎ取り、ひいては生き残りへの道を閉ざしかねないという危機感からだが、底流には「石油販売業者としての自負」もある。
その多くはLINEやアプリによる値引きクーポンの配信に活路を見出すものの、一方で特売日や主婦層をターゲットとしたレディースデーなどの設定、ポイントカードによる値引き、特典の付与などもまだまだ残る。
ただ、いずれも利潤を少なからず削っての取り組みで、あるSSの所長は「忸怩(じくじ)たる思いもある」と打ち明けるが、何と言っても訴求力が高く、また、価格の高止まりで安値を付ける他店に流れた顧客の呼び戻しに活かしたいという思いも透けて見える。
一部に「需要が減少している中での単なる客の奪い合い」だと揶揄する向きもなくはない。それでも油販拡大への懸命な努力は隆盛への一里塚となるもの。ただただ応援するばかりだ。
北海道のガソリン価格予想
6月29日(月)から7月5日(日)まで
変わらず
多少の上げ下げありか
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07月05日付ヘッドライン
■油販拡大に懸命な努力 道内SS |
■最賃改正を諮問 道労働局が道最賃審議会に |
■4カ月連続の前年割れ 5月の国内燃料油販売 |
■GX実践の手立てなど示す エア・ウォーター北海道がフォーラム |
■洗車の巻き返し目指す 道エネチャレンジ豊平 |