道内35市燃料油納入価格
高止まりも落ち着き戻る
2026.5.15
 イラン情勢の緊迫化による原油の供給不安を背景とした石油製品の大幅な価格上昇を抑えるべく国の緊急的な「激変緩和措置」が3月に発動されて以来、価格は高止まりながらも比較的安定した状態となり、それを受け道内35市の燃料油納入価格も、落ち着きを取り戻した感がある。ただ、品薄のA重油については大幅に値上がりし、最高値は169円とガソリンを上回る状況となっている。     =価格は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 イランをめぐる情勢の緊迫化、とりわけホルムズ海峡の実質的封鎖で原油価格が跳ね上がり、道内各市場の石油製品小売価格も急上昇した3月には、月中複数回の価格改定という異例の対応も余儀なくされた道内35市だが、国の緊急的な「激変緩和措置」による補助金で価格が高止まりながらも比較的安定した状態になってからは、落ち着きを取り戻した感がある。

 毎月20日から月末にかけて価格を改定し、新価格を月初に遡るか翌月に繰り延べ適用する市が多い中で、レギュラーガソリンについては今月11日までに9市が値上げ、16市が値下げに動き、残る10市が未改定か横ばいで推移したことから、35市平均価格は前月より2円89銭下がって158円24銭となった。

 軽油もガソリンとほぼ同様の状況で、35市平均価格は前月より2円22銭下がって151円30銭となっている。


■ 灯油・A重油


 一方で灯油は、未納入1市を除く34市のうち14市が未改定か横ばいで推移したものの、9市が最大36円の値上げ、一方で6市が最大18円の値下げに動いたことから、34市平均価格は前月より小幅1円36銭上がって133円22銭。

 品薄に伴い納入業者の仕入価格上昇が伝えられるA重油は、半数を超す18市が大幅な値上げに動き、未納入2市を除く33市平均価格は9円09銭上がって140円22銭。月中3回の改定で都合24円の値上げに動いた市がある中で、3市が160円台に乗せている。



北海道のガソリン価格予想
5月18日(月)から5月24日(日)まで
価格上昇
値戻し進むか

05月20日付掲載予定

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