ガソリンや軽油については比較的安定した市況を維持する市場と、依然として底上げ(値戻し)と値下げとを繰り返す市場がある中で、道内35市の納入価格改定に向けた対応も、見送り・据え置きと値下げとに大きく分かれていることが今月4日現在の本紙調査で明らかになった。一方で灯油、A重油については改定見送りを含めて横ばいが目立っている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
札幌を中心とした道央圏では、8月第2週後半から販売業者の多くが国の補助金を織り込んだ実質的な仕切り上昇分の転嫁と値戻しとに動き、レギュラーガソリン看板価格(消費税込み)はフル175円、セルフ172円大勢となったが、各市が価格の見直しを行う20日過ぎまでには、量販店の値下げを端緒とした最大10円程度の軟化が散見されるようになり、道央圏6市いずれも納入価格を3円から5円までの幅で値下げ。
そうした対応は、市場動向がほぼ同様の道南圏の一部や空知圏南部でも見られたが、一方で多少の値動きはありながらも比較的安定した市況を形成している道東圏や空知圏北部、道北圏の一部では価格の改定を見送り続ける市が相次ぐなど、二極化の様相を呈している。
レギュラーガソリン35市平均価格は3カ月ぶりに前月を1円34銭下回り157円66銭、軽油も同様に1円33銭下回り144円19銭となった。
■ 灯油・A重油
灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが価格を据え置いていることから市場の動きが乏しく、未納入1市を除く34市も改定見送り、横ばいが中心。34市平均価格は前月を小幅05銭下回る107円79銭で、A重油も同様、未納入3市を除く32市平均価格は前月を25銭下回る107円93銭となっている。
北海道のガソリン価格予想
9月9日(月)から9月15日(日)まで
価格上昇
仕切り上昇 週前半に引き上げ
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09月15日付ヘッドライン
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