富良野石協の令和8年度通常総会
道内18石協のうち4月から翌年3月までを事業年度とする9石協の令和8年度通常総会が13日の富良野石協、日高石協を皮切りに始まった。中東情勢の緊迫化に伴う様々な影響も含めて業界を取り巻く環境が一段と厳しさを増す中、一枚岩の結束を改めて申し合わせるとともに適正な利潤の確保など経営の安定化を前面に打ち出し、新たな活動をスタートさせる。
富良野石協
【富良野】富良野市内のふらのワインハウスで開かれた富良野石協(日下豊理事長)の令和8年度通常総会では冒頭、日下理事長があいさつ。
まずはイランをめぐる中東情勢や原油価格の高騰に伴う製品価格の上昇を抑制するために国が進める激変緩和措置に言を進め、とりわけ激変緩和措置については「私達はそうした制度に依存するだけでなく、業界として持続可能な経営基盤をどう築いていくか真剣に考えていかなければならない」と強調した。
また、冬には厳しい寒さに見舞われる地域の人々の暮らしや観光産業を支える縁の下の力持ちとして「私達の存在意義は非常に大きい」とする一方で、組合員の経営環境は依然として厳しいことを指摘。「組合として力を合わせ、情報を共有し、知恵を出し合い、助け合うことで厳しい時代を乗り越えることができる」として結束の強化を求め、さらに「地域に必要とされるエネルギー事業者であり続けることが私達の使命だ」とも訴えた。
このあと日下理事長を議長として議案審議に移り、令和7年度の事業や収支決算など報告案件を承認するとともに、適正な価格での販売による採算経営の徹底や安定供給の継続などを盛った令和8年度事業方針、決算対比微増となる320万円余りを計上した収支予算などをいずれも原案どおり決定。また、小規模事業者継続支援事業研修や災害時対応実地訓練については本年度、開催、実施を見送ることも申し合わせた。
日高石協
【浦河】浦河町内の浦河町商工会議所で開かれた日高石協(奥田宗一郎理事長)の令和8年度通常総会では冒頭、奥田理事長があいさつし、イランをめぐる中東の地政学的リスクの高まりにより販売する燃料油だけでなくオイルも含めたカービジネスにかかわわるものすべてに供給制限がかかり、SS運営が困難な状況にあるとしながらも「災害の多いこの地域では、石油インフラの維持、発展が求められる」と強調。
また、昨年度で終了したガソリンギフト券のキャンペーン事業について「一定の成果を上げられた」とした上で「今後も良い部分は残しながら、改善が必要な部分は改善への協議を進めていきたい」などとして協力を求めた。
このあと奥田理事長を議長として議案の審議に移り、令和8年度の収支予算や事業計画、冬のキャンペーン収支報告など5議案いずれも原案どおり承認、決定。
事業計画では、組合員への支援事業や各種事業の実施など2事業、11項目を盛り、収支予算には決算対比約110万円減となる272万円余りを計上した。
また、3年限定で実施したガソリンギフト券のキャンペーン事業の余剰金について、今後の事業の方向性などに関するアンケート調査に活用することを申し合わせた。