難局「乗り切り」を決意
道知事ら来賓もエール
2023.1.25

杉澤副会長(右)が音頭を取って乾杯、祝宴に移った
 北石連(河辺善一会長)や北海道油政連(杉江俊太郎会長)など業界関連4団体共催による令和5年新年交礼会が17日、札幌市内のホテルで開かれ、来賓を含む約60人が新年を寿ぐとともに、多難な時代の「乗り切り」を決意した。主催者を代表してあいさつした北石連の河辺善一会長も「先行きに希望を持って取り組んでいきたい」と訴え結束を求めた。


 新年交礼会には各地方石協の理事長ら役員のほか、在札元売などの業界関係者に来賓も加え約60人が参加した。

 冒頭、4団体を代表して北石連の河辺会長があいさつし、まずはコロナ禍で3年ぶりとなった新年交礼会の開催を喜びながらも、脱炭素化の進展やロシアのウクライナ侵攻などに言及して「その間、業界を取り巻く環境は大きく変化し、厳しさを増した」と指摘。

 ただ、国のエネルギー基本計画で、石油が不可欠な重要インフラ、災害時における最後の砦と位置付けられ、昨年12月の紋別を中心とした長時間停電の際にも大きな力を発揮したことや、かつて米国でマスキー法が制定され、先行きが懸念される中、ホンダがCVCCエンジンを開発して「まさかが起きた」ことなどにも触れつつ「メーカーなどとも手を携え、最後の砦を守りながら先行きに希望を持って取り組んでいきたい」と訴え、理解と協力を求めるとともに、一枚岩の結束を呼び掛けた。

 続いて来賓を代表し北海道経済産業局の岩永正嗣局長、北海道の鈴木直道知事、札幌市の秋元克広市長、ENEOS北海道支店の田邉章夫副支店長、全国油政連の杉谷博教常務理事がそれぞれ祝辞を贈った。

 災害時における燃料油の確かな供給こそ「業界の真骨頂」だと評した岩永局長は、さらに「地域を守る立役者としての重要な役割を果たしている皆さんに改めて経緯を表する。燃料供給におけるラストワンマイルの拠点として、引き続き道民に安心、安全を提供してほしい」と要請。

 また鈴木知事は、災害時の燃料調達に苦労したという夕張市長時代の経験にも言及した上で「中小、小規模事業者への影響を緩和し、何とか厳しい状況を乗り越えられるよう今後とも必要な対策を講じていく」とし、秋元市長も「ライフラインとなる皆さんの安定供給に対する努力が一般の方々には分かってもらえていない」として、伝えていくことを約束した。

 田邉副支店長は「つくる、運ぶ、売るのどれが欠けても石油は人々に届かない」とし、元売、販売業者一体の取り組みが不可欠なことを強調。杉谷常務理事は、国の第2次補正予算を「SSの足腰を強くし、生き延びるためのもの」だとして活用を求めた。

 このあと北石連の杉澤謙次郎副会長が音頭を取って乾杯し祝宴に。最後も北石連の杉江俊太郎副会長があいさつして締めくくった。


あいさつする河辺会長


北海道のガソリン価格予想
1月23日(月)から1月29日(日)まで
変わらず
上げの動きも散見されるが

01月30日付掲載予定

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