安定市況構築に苦慮
底上げもすぐに値崩れ
2026.6.15

第2週にはフル169円
 緊急的な激変緩和措置による国の補助金を織り込んだ実質ベースでの仕切り価格が「銭」単位の上昇で推移する中、販売業者の多くがガソリン価格などへの転嫁、底上げのタイミングに頭を悩ませるが、一方で底上げや値戻しに動いてもすぐに値崩れする、安定市況構築の難しさにも苦慮する。とりわけ札幌市場ではここしばらく、そうした状況が顕著だ。


 札幌市場では4月第4週早々、補助金を織り込んだ実質ベースでの仕切り価格上昇を受け、バラツキを残しながらも販売業者の多くがレギュラーガソリン看板価格をフル171円、セルフ168円まで持ち上げたが、159円80銭看板を掲げる量販セルフに大手販売業者が対抗するといった図式ですぐに値崩れ。

 以降、ゴールデンウィーク明けの5月第3週早々に、再び販売業者の多くがフル166円、セルフ163円まで値を戻してからも、第4週、第5週と2週にわたって値崩れと値戻しとを繰り返す状況が続いた。

 さらに「銭」単位で動く仕切り価格の上昇分を合算して乗せ、フル169円、セルフ166円まで戻した今月第1週以降も状況は同じ。バラツキをやや顕著にしながら値を崩して第2週に戻したが、12日現在、セルフでは161~163円看板が目に付くところ。

 ある販売業者は「利潤を確保しなければならない中で値下げなどしたくはないが、価格に敏感になっているユーザーのことを考えると、うちだけ下げないというわけにもいかない」と話し、値下げ、値上げにかかわらず他店の動きに目を凝らすそうだが、現状に対する焦燥感、危機感はやはり強いようだ。

 こうした状況は、函館などの他市場でも同様に見られる。

セルフ166円が中心に


北海道のガソリン価格予想
6月15日(月)から6月21日(日)まで
価格上昇
値戻し

06月20日付掲載予定

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