
道内35市の多くは毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自の調査に基づき価格を改定しているが、今回も前月と同様、変更契約未了も含めて半数に近い16市が少なくとも10月以降の価格改定をしていないことが本紙調査で明らかになった。ガソリンの場合、価格が下がっても「すぐに上がる」ことから改定しない例もある。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
根室や歌志内は5月から、赤平や深川、網走は6月から、さらに滝川や士別、名寄は7月から価格の改定を見送る。今月もそれらや変更契約未了も含めて16市が少なくとも10月以降の価格改定をしていない。こうした状況は従来、あまりなかったが、国の補助金支給で市況が比較的安定していることのほか、とりわけガソリンについては「価格が下がってもすぐに上がる」ことから据え置くという例もある。
また、残る19市のうちガソリンは9市で、軽油は7市で価格を据え置いており、このほか値上げがガソリンで3市、軽油で4市、値下げがガソリンで7市、軽油で8市となっている。
ガソリンの35市平均価格は前月より小幅13銭下がって158円95銭、軽油の35市平均価格は14銭下がって145円80銭だった。
■ 灯油・A重油
灯油はプライスリーダーであるコープさっぽろに動きがないことから、未改定16市、未納入1市を除く18市のうち値上げ、値下げともに3市、残る12市は価格を据え置いた。
34市平均価格は、小幅ながら3カ月ぶりに前月を05銭下回り、112円86銭となっている。
A重油も6市が最大で5円の値下げに動いたことを除けば、灯油とほぼ同様の状況。未納入1市を除く34市平均価格は前月より47銭下がって113円02銭だった。
北海道のガソリン価格予想
11月10日(月)から11月16日(日)まで
価格上昇
値戻しへの意欲旺盛
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11月10日付ヘッドライン
■需要減退鮮明に 前年にも届かず353万kl 上半期の道内燃料油販売 |
■「次世代技術」一堂に会す ビジネスEXPO |
■ゼロカーボン推進計画改定素案了承、道環境審2月にも答申へ |
■保安確保の重要性確認 道高圧ガス保安大会開く |
■油外好調、目標達成間近 出光リテール札苗SS |