
山間部での降雪が取り沙汰され、また、朝晩の急な冷え込みがストーブに火を入れさせるようになり始めて今期灯油商戦もやっと緒に就いたといったところ。灯油は道内石油販売業者にとって「命綱」と言われ期待も大きいが、先を見れば燃転などに伴う需要の減少、暖冬、価格高騰、人手不足など超すべきハードルは実に多く、そして高い。口幅ったいが、今こそ質、量ともに売り負けることがないよう盤石に盤石を重ねた態勢の構築が求められる。
札幌管区気象台の3カ月予報や寒候期(12~2月)予報によると、需要期入りの10月から12月までにかけては気温も平年並みか高めに推移するもよう。エルニーニョ現象の発生もあって、寒さ、雪ともに「しのぎやすい年になりそうだ」と言われており、ロードヒーティングの稼働で需要を一気に押し上げる降雪も遅れそうな気配だ。
また、気温とともに需要を大きく左右する灯油価格は、プライスリーダーであるコープさっぽろが10月1日給油分から全道一律で大幅15円の値上げに動き、販売業者の多くがそれに追随したことから160円前後の入りとなった。そしてその大幅な値上げの大きな要因となった製品の品薄や目詰まりで200円予想も飛び出すなど、今期は価格に翻弄させられそうな状況だ。
これらのほかにもローリードライバーの高齢化や残業規制、基本的な部分での人手不足、ガスや電気の攻勢など課題、懸念は五指に余る。
ただ、灯油が石油販売業者にとって「命綱」なのは自明。自燃油の減販が顕著になってきている中で、その重みは一層増してきている。
量の拡大がそれほど望めないなら「質」の確保が不可避。安易な価格競争でそれをそぎ落とすようなことがあってはならない。盤石に盤石を重ねた態勢の構築が求められる今、冷静な判断と強い意志が求められていると言えそうだ。
北海道のガソリン価格予想
10月26日(月)から11月1日(日)まで
変わらず
仕切りは下がっているものの
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10月25日付掲載予定
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