会見に臨んだ五十里社長(左)ら
原油価格の高騰で灯油価格が高止まりする中、コープさっぽろの関連会社でエネルギー事業を担うエネコープ(五十里浩輔社長)は、代金支払いの平準化を目指した灯油積立サービス「コープのあったか灯油積立」を7月から導入、実施する。毎月一定額を積み立て、灯油利用時にそれを充当していくもので、積立額に応じたポイント還元もしていく。
会見に臨んだ五十里社長が制度導入のきっかけなどを、また、運営管理部の阿部和幸部長が制度の概要などを説明した。
この制度は、組合員からの「一度に支払うのは大変だ」などといった声を受け、冬期に集中する灯油の家計負担を平準化しようというもの。制度自体はすでに東北の一部生協が導入し定着しているというが、本道の実情に即した形で練り直し今回の導入、実施となった。
具体的には、月額1000円以上から上限を設けず一定額を積み立ててもらい、定期配送が始まる10月からの灯油利用時にその積立金を充当していく。期中の導入、実施となった本年度は代金が積立金を上回ることで「追い銭」が必要になる場合もあるというが、3月からの積み立て開始となる次年度以降は、組合員の年間灯油使用量を平均1200㍑として、1万3000円程度の積み立てをしていけば支払いの平準化が可能になるという。
また、制度利用の特典として積立額に応じポイントを還元する。1000~5000円で灯油使用量1㍑当たり1ポイント、5001~1万円で2ポイント、1万1円以上で5ポイントを年度末にまとめて還元することになるが、1万1円以上の積み立てで年間1200㍑を使用した場合、6000ポイントが還元されることになり、1ポイント1円として積立金への上乗せのほか、コープさっぽろ店舗での買い物や宅配など様々に利用することができる。
当面は組合員の10%程度、その先30%程度への普及を目指すことにしているが、五十里社長は自社のメリットを「組合員との末永い付き合い」だとし、プライスリーダーとしての価格だけではない様々なサービスによる寄り添いを強調した。
北海道のガソリン価格予想
7月7日(月)から7月13日(日)まで
変わらず
仕切によっては下げも
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07月15日付掲載予定
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