アルコール業界に学べ
ニーズ捉えた商品変化
2018.5.25
 「酒は心の友」と称して、仕事を終えた後の一杯を励みに日々の業務に当たる諸兄や、体質や体調、ポリシーでお酒を飲めない(飲まない)諸兄もいるだろう。

 飲みニケーションという言葉が示すとおり、人間関係の潤滑油の役割を果たすとされるお酒だが、「飲む、飲まない」の個人差以外に、ニーズも変わりつつあるようだ。

 自身は身体の都合もあり、糖類を含むお酒はNGだが「最初の一杯=ビール」という従来の慣習に従い、禁を破ってしまうことがある。普段は、メタボや生活習慣病が気になる人から絶大な支持を得ているハイボールでスタートし、途中から焼酎に切り替えている。

 「カシス男子」という言葉が生まれるほど、甘いものを好む傾向がある若者達。ビールの苦さが受け入れられずに最初から甘いカクテルを選ぶそうで、従来の慣習が脳に焼き付いている先輩達がジョッキを手から落としそうになるとか…。

 ビールメーカーでは、糖質やプリン体、酔うための成分であるアルコールまでもゼロにした商品を世に送り出しているのは周知のとおり。缶チューハイにも同様の商品があるが、ノンアルコールビールにその技術を応用し、味を従来のビールに近づけているという。

 左党にとっては「邪道」かもしれないが、主力商品の形を変化させ、時代のニーズに応じた商品を世に送り出していることは紛れもない事実。多くの業界において需要減が叫ばれる中、ビール業界の取り組みは参考に値するはずだ。 (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS