若者が希望持てる未来
実現こそが大人の責務
2018.6.5
 道内では、その恩恵にあずかれていないとされる景気の回復とともに、学生の就職活動が「売り手市場」と言われるようになって久しい。そのような中で来年の就職活動が「超ホワイト志向」だというコラムを目にし、その内容に驚いた。

 学校名の頭文字を並べ「MARCH」と称される私立大生達は「大手でサビ残(サービス残業)と転勤がなく、40歳で年収1000万円を見込める」企業をターゲットにし「選ばなければ内定をもらえる」と考えるそうだ。

 話は変わって、数年後に就活をする中学生達の「なりたい職業ランキング」にはITエンジニア・プログラマー、ゲームクリエーターに加え、ネット動画の配信で利益を得るユーチューバーが上位にランクイン。昔と内容は大きく変わっているが、彼らの世界の中で、身近なものに憧れることは変わっていないとも感じた。

 一方で変わったのが将来への不安。あるアンケートで「10年後の自分に希望が持てない」と回答した中学生は45%以上。親をはじめとした周りの大人が「大変そうで疲れている」と感じることが理由のようだ。

 就活生や中学生達、ひいては子ども達の希望を取り戻すには、大人達が明るく過ごせている姿を示すことが必要。就活生達が望むレベルは無理だとしても、最低でも子ども達に疲れた姿を見せず、夢と希望を奪うことのない立ち居振る舞いができる「後ろ盾」の実現こそ、次代を担う世代に向けた大人の責務と言えるのではないか。  (蔵)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

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