「業界の印象悪くする」
無念さにじむ情報提供
2019.6.15
 新聞社ということだからだろう、弊社にも時折、怪文書、怪情報の類が舞い込む。ウラが取れないものは無視を決め込むが、時にウラは取れなくても「こうしたことは往々にしてある」と思われるものもある。そうしたもののひとつに、自らの携帯電話番号を明かしたAさんの、憤りをあらわにした情報提供がある。電話口の声には無念さがにじみ出ていた

 価格が安いことに魅力を感じ、地域最安値を標榜する量販店で日常的に給油していたという。ある日、そこで「レギュラー2000円分」と依頼したにもかかわらず、20㍑給油された。金額にすれば1000円弱の違いだが、本社にクレームとして連絡してもらったところ、SS担当課長と思しき人物が「その分、ガソリンを抜けば」と回答。

 SSでは設備がなく抜けないことから、再度連絡すると、今度は平社員と思しき人物が「1000円返す」と、横柄に言い放ったそうだ。

Aさんは「価格が安いからと諦めているが、普段から『いらっしゃいませ』の一言もなく、ドアの開け閉めを無言でされ、身体にぶつかったこともある。そんな中での今回の誤給油と横柄な態度、業界全体の印象を悪くするものじゃないの」と自らの話を結ぶ。

 一昔前に比べて「格段に良くなった」と言われるSSの接客、サービス。そうした中で利用客に不快感を与える、こうした事象が今もあるとすれば極めて残念だ。あえて明らかにすることで業界前進への一助にしたいと思う。  (W)


北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き

05月20日付掲載予定

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