鈴木道 知事(右から3人目)らが テープカットし開幕した
北日本最大規模の自動車関連イベント「札幌モーターショー2020」(実行委員会主催)が17日から19日まで札幌ドームで開かれ、各自動車メーカーによるコンセプトカーや最新型市販車の展示・販売のほか、体験試乗会や各種イベントなどが行われ賑わいをみせた。
5回目の開催となる札幌モーターショー2020は「未来は、想像より体験だ。」をテーマに国内外の4輪・2輪メーカー24社34ブランドが154台、北海道・中小企業基盤整備機構北海道本部などが11台の合わせて165台を出展。約9万人が来場した。
オープニングセレモニーでは、実行委員会の広瀬兼三委員長(北海道新聞社社長)が「自動車業界は100年に1度の変革期と言われており、次世代の技術が私達の生活を大きく変えて行く。展示や体験を通して幅広い世代に感じてもらえるイベントになればと思っている」とあいさつ。
また、名誉会長の鈴木直道北海道知事も「今回は、見る・知る・遊ぶをテーマに、すべての世代が楽しめる内容になっている。モノづくり、自動車産業の未来を担う子ども達にも数多く来場してほしい」などとあいさつした。
このあと鈴木知事や札幌市の石川敏也副市長らがテープカットし、モーターショーが開幕。
会場では、各メーカーそれぞれコンセプトカーや新型車を展示・販売したほか、機器メーカーなどが車両関連機器・用品を展示。体験試乗会、キッズメカニックやドローンフライトなどの体験コーナーには来場者が長い列をつくった。
さらに北海道自動車産業ゾーンでは、道内の工業系大学生のハンドメイドエコカーコンテストのほか、TeamNEVSの寒冷地仕様EV「ネイクル」や、5G技術を活用したロボットトラクタなどを展示し、道内自動車関連産業の技術や魅力をPRした。
ほかにも札幌市内の洋菓子店が自動車やオートバイをイメージしたスイーツを販売する「さっぽろスイーツカフェ」や北海道の人気ベーカリーによる「パンフェスタ」などが多くの来場者を楽しませた。