アイヌ民族の文化の発信と継承、国民理解促進の拠点として北海道白老町に整備されたアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が12日開業した。「先住民族アイヌ」をテーマとした初めての国立施設で、政府は観光や地域振興のけん引役としても期待している。ただ、閣僚の「日本は単一民族」という発言があるように、これまでには偏見と差別があり、出自を明らかにしない人もいた。アイヌ民族に光が当たることは喜ばしいことだが、差別等があったという事実は忘れてならない。
いつもと変わらないのに、注目される時だけ異常な事態になることがある。今般のコロナ禍中のマスクほどではないが、胆振東部地震後の自家発電機設置も若干そういう状況にあった。東日本大震災時後には自家発が必要だという被災地の声が聞かれ、経産省も設置促進を呼びかけたが、遅々たる状況だった。胆振東部地震時の道内の住民拠点SSは236カ所、それが翌年3月末には2倍となり、今年3月末には3倍以上に増えた。早急な設置を求める企業が多くなり、補助決定を受けてから工事着手まで時間がかかる事態だった。
よく北海道人は熱しやすく冷めやすいと言われる。一時的なブームなどではそれでもかまわないが、こと商売に関してや人命に関することではそうも言っていられない。想定外の事象が多くなっている今日、確固たる信念と見通しを持った経営というものが求められているのではなかろうか。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
5月13日(月)から5月19日(日)まで
価格上昇
一部に値戻しの動き
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05月15日付ヘッドライン
■自燃油は対応にバラツキ 道内35市燃料油納入価格 |
■前年比6・4%減920万kl 令和5年度道内の燃料油販売 |
■修復歴見抜く力育成 ホームネットカーズが中古車査定A研修 |
■26%強が「非常に深刻」 人手不足で道が特別調査 |
■主力の洗車で売上増目指す 道エネ栄町セルフSS |