コロナで人手不足解消
日曜定休も一定の効果
2020.7.20
 道内の最低賃金を決める審議が始まった。北海道労働局が今月3日、審議会に改正決定を諮問、例年だと8月上旬に決まり、10月から適用となる。道内の最低賃金は平成12年から16年連続で引き上げられており、ここ3年は3%を超す24円、25円、26円の引き上げだった。その前の年も22円の引き上げで、4年間で97円上がった。つまり平成27年9月に最低賃金の764円で就業した人が、4年後の10月には861円になったということ。

 例えば1日5時間、月20日勤務すれば、7万6400円が8万6100円へと1万円近くの引き上げになる。これは働く人にとって処遇改善となり良好な環境と言えるが、経営者側としてはどうか。今年についてもコロナ禍の中で、売上げ等が減少し経済的ダメージを受けた経営者側は引き上げの抑制を、労働者側は収入の減少もあり積極的な引き上げを求めるであろうし、せめぎあいが注目される。いずれにしても中央審議会が今月下旬に方向性を示し、それを基に道内も決ま。

 コロナ禍で失職した人がSS業界に入り、人手不足が解消されたという話を関係者から聞いた。とても良い人材で正社員にしたそうだ。それだけでなく業界の人手不足解消の要因として、日曜日を定休日にした効果もあるのではないかと推測していた。月に1回か2回の日曜日が休みというのは、入職しようという人にとって魅力なのではないかと。コロナ禍も決して悪いことばかりではないのかも。   (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

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