キャッシュレス継続9割
手数料抑制へ厳格対応を
2020.7.15
 消費税率の引き上げに伴う需要の平準化対策として昨年10月1日から始まったキャッシュレス・ポイント還元事業の終了日に当たる6月30日に経済産業省は、同事業に関するアンケート調査結果を公表した。終了日にその事業のアンケート結果を発表することは異例で、その意図は見えてこない。

 店舗向けのポイント還元の効果について見ると、キャッシュレスの導入率は、事業開始前の昨年9月時点の26・7%に対し今年5月時点では35・7%と9ポイントアップしている。キャッシュレス導入時期は、キャッシュレス・ポイント還元事業開始に合わせて初めて導入が32・7%、還元事業開始前から導入も還元事業開始で支払い手段を増やしたが37・0%と、約7割が還元事業をきっかけに開始もしくは手段の充実を図った。還元事業の売り上げへの効果は、非常にあったが6・0%、効果があったが34・1%と、合わせて約4割にとどまり、あまり効果がなかった38・1%、効果がなかった21・7%と否定的回答が19・7ポイントも上回った。事業終了後もキャッシュレス支払いを続けるとの回答は91・6%。

 アンケート結果から還元事業が大成功だったとは感じられないが、問題はこの先。9割以上が今後も続けるとしているが、還元事業の終了に伴い決済事業者に支払う手数料の引き上げが起きている。経産省は決済事業者の手数料を公表して抑制に努めるとしているが、国の施策として厳格な対応を望みたい。  (祐)


北海道のガソリン価格予想
5月6日(月)から5月12日(日)まで
価格上昇
実質ベースで仕切り価格が上昇

04月30日付ヘッドライン

■「採算販売」最優先に 北石連・商理事会が総会提出議案承認
■「まずは技術力磨け」 HNCが勝ち組SS応援セミナー
■基本方針への準拠求める 官公需で経産省が都道府県知事に要請
■LINEでショップカード 道エネチャレンジ西野3条SS
■油販増大へ集客策次々 東日本宇佐美セルフ山の手通宮ノ丘SS