道内35市燃料油納入価格
13市が価格改定見送る
2023.2.15
 道内35市のうち滝川など13市は石油製品納入価格の改定を見送っており、改定に動いた22市もレギュラーガソリン、軽油についてはその多くが価格を据え置き、35市平均価格はガソリンが150円92銭、軽油が137円51銭と小幅な動きとなっていることが2月6日現在の本紙調査で明らかとなった。一方で灯油、A重油については、多くが値下げに動いている。     =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油


 札幌市場で1月第1週後半から4円程度の底上げが進展するなど、道内主要市場では1月初めに底上げが進展したが、その後、多くの市が価格改定を視野に入れる20日過ぎまでに小幅ながら軟化したことで13市は価格の改定を見送り、残る22市も、その多くが価格をそのまま据え置いた。

 レギュラーガソリンについては、改定見送り13市を除く22市のうち5市が値上げ、1市が値下げに動く一方、16市が価格を据え置いたことで、35市平均価格は前回1月10日調査(1月15日付1面既報)を20銭上回る150円92銭。最高値は稚内の163円、最安値は芦別の137円90銭だった。

 軽油もほぼ同様、22市のうち7市が値上げ、1市が値下げ、14市が据え置いたことで35市平均価格は前回を26銭上回る137円51銭となった。


■ 灯油・ A重油

 灯油は、プライスリーダーであるコープさっぽろが昨年12月1日給油分からの5円に続き、1月1日給油分からさらに3円の値下げを行い、販売業者の多くがそれに追随したことから、改定見送り13市、未納入1市を除く21市のうち20市が北見の5円を最大に値下げ。

 34市平均価格は前回を1円36銭下回って103円34銭となり、最高値は根室(郊外地)の112円、最安値は札幌(中央区)の76円40銭だった。

 A重油は、改定見送り13市を除く22市のうち1市が値上げ、8市が据え置き、13市が値下げ。未納入1市を除く34市平均価格は前回を79銭下回る103円42銭となった。



北海道のガソリン価格予想
7月29日(月)から8月4日(日)まで
変わらず
仕切りによっては値下げも

07月30日付掲載予定

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