
10月も中旬となり9月までの暑さが嘘のように朝晩冷え込んできた。今月4日には大雪山系旭岳で平年より9日遅い初冠雪を観測したが、この時期から道内各SSはタイヤ交換の予約獲得に力を入れる。札幌市西部では手稲山への降雪が交換時期の目安となっていたが、ここ数年は交換作業の完全予約制が浸透し、手稲山の雪はあまり影響しないそう。
あるSS所長は「コロナ禍以降、自分でタイヤ交換をする人が増えて年々施工数が減っている」と話す。先日、カー用品店で油圧ジャッキを購入している人を見かけた。コロナ禍では人との接触を避けるため自分で交換していたようだが、今は工賃節約のため自分で交換するのだろうか。「自分で交換した人は安全のためSSで点検した方が良い」と話すSS所長もいる。
昨年春から今年の夏までタイヤメーカー各社は3回の値上げを行った。昨年は値上げに敏感に反応し駆け込みで購入する人もいて、タイヤ販売が好調だったSSも多かったが、今年は7月と8月に値上げが行われたことで「猛暑の中で冬タイヤの話はしにくい上に、生活物資の値上げもあり売れ行きはいまいちだった」と話すSS所長も多い。
販売は交換作業にも直結するため、タイヤの商談会やイベントなどを開催し「本番はここから」と多くのSSが気合を入れている。タイヤ交換が忙しいこれからは、取材に行っても相手にされない場合が増えるが、そこは休憩のつもりで対応してほしいもの。 (彰)
北海道のガソリン価格予想
5月5日(月)から5月11日(日)まで
価格下降
仕切り価格下落か
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05月10日付ヘッドライン
■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し |
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦 |
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績 |
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置 |
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS |