経験積んだ助言は貴重
時には「昔話」も必要に
2023.11.10
 その日着ていたスーツを掛けようとした時に、同じ場所に掛かっているスーツの横にあるネクタイが目に入った。いつからネクタイをしていないのか。久しくしていない気がした。おそらく5月の連休前、4月からしていない気がする。クールビズが定着し、ネクタイをしていなくてもよくなったので、暑い時にはしないのが普通になっている。社会人になったばかり頃は、たとえ真夏の暑い時でもスーツを着てネクタイをするのが当たり前だった。あまりにも暑いので帰社する時にスーツを片手で肩に担いでいたら先輩に叱られた思い出がある。

 久しいというと、燃料タンクに水抜き剤を入れたという話を聞かなくなった。温度差で結露し燃料タンクに少量の水滴がつくと金属製のタンクが錆び、その錆が燃料と混ざることで不調を起こして最悪タンクに穴が開く。その防止策として水を除き、錆も防ぐ水抜き剤が必要だった。今はタンクが樹脂製となり燃料タンクの密閉性も良くなっているので水抜き剤は不要と言われる。ただし金属製タンク使用車には今も有効で、すべて不要というものでもない。

 その時には当たり前だったものが時の経過とともに不要になることがある。また時には復活するものもある。「あの時は…」と実経験を有する人の指導や助言には重いものがある。時代が違うからとの指摘もあるが、昔を思い出して経営首脳が貴重な経験を話し伝えることが、今の時代には重要になっている気がする。  (祐)


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9月15日(月)から9月21日(日)まで
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09月20日付掲載予定

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