
デンマークの玩具大手であるレゴは、2030年までに石油を原料とするブロックを再生可能な材料に切り替えることを表明し、2020年から取り組みを開始していたが、環境にやさしく、かつ色や輝き、音が石油由来プラスチックと同等の材料を見つけられないとして切り替えを断念した。石油以外ではつくれないということだろう。
9月末に東京都内の一橋講堂で燃料アンモニア国際会議が開かれ、燃料アンモニアの船舶等の幅広い産業での多用途展開、安定かつ低廉で柔軟性のある燃料アンモニアバリューチェーン・市場構築、燃料アンモニアの供給拡大支援など脱炭素化に寄与する燃料アンモニアの可能性・将来性が議論された。会議ではスイスのプロマン社と三菱商事との間で米国ルイジアナ州レークチャールズにおける新たなクリーンアンモニア製造検討に関する覚書の署名が行われた。
化石燃料に代わる燃料の開発・供給が急務となっており、今月4日にはENEOSが合成燃料を製造する世界大手のグローバル企業HIF Globalと合成燃料の協業に関する覚書を締結。我が国におけるカーボンニュートラル燃料の普及促進を共同検討することを発表した。
一方で、ガソリンの販売を主とするSS業界でも出光興産は給油しないSS、洗車とコーティングを専門とする店舗をオープンした。脱化石燃料の中で、形を変えた新しい業態のSSと言えるもので、今後増えていく可能性は大きい。 (祐)
北海道のガソリン価格予想
5月5日(月)から5月11日(日)まで
価格下降
仕切り価格下落か
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05月10日付ヘッドライン
■2029年度 1億2220万klに 石油製品需要見通し |
■期待失せ盛り上がり欠く 価格高騰が追い打ち GW商戦 |
■自給率15.3%に上昇 2023年度エネルギー需給実績 |
■市町村・特別区で97%に 地方公共団体の非常用電源設置 |
■好調車検「まだまだ取る」 道エネ東白石SS |