問われる災害対応
BCP策定率20・6%
2024.9.5
 近年、自然災害が頻発、激甚化しており、災害に起因する事業中断が廃業や倒産にもつながりかねないことから、事前の防災・減災対策が重要な課題となっている。北海道経済産業局のまとめによると道内企業のBCP策定率は20・6%、中小企業の事業継続力強化計画の認定率もわずか1・94%にすぎず、災害への認識が改めて問われる状況になっている。

 2011年の東日本大震災以降も胆振東部地震や熊本地震、今年1月の能登半島地震など大規模災害が頻発、しかも激甚化しており、それに対する備え、事前の防災・減災対策は事業者にとり重要な課題。特に中小・小規模事業者は被災による事業中断が廃業や倒産につながる恐れもある。

 このため経済産業省は事業継続計画(BCP)の策定を促すとともに、防災・減災等の事前対策に関する事業継続力強化計画への大臣認定制度も実施している。

 このほど北海道経済産業局がまとめた調査結果によると、道内全企業のBCP策定意向は2024年で51・8%と半数を超え、19年比で8・7ポイント増加している。しかし、実際に策定している企業は20・6%にとどまり、検討中、策定中を除いた策定していない企業が40%を超す。

 また、道内における事業継続力強化計画の大臣認定件数は、2019年度は制度創設が7月のため61件だったが、20年度595件、21年度612件、22年度600件、23年度590件となり、合計では2558件を数える。しかし、中小企業数13万1874件に対する認定割合は1・94%に過ぎない。

 道内では20年に苫小牧石協、21年に帯広石協がBCPを策定。苫小牧石協では、早ければ9月下旬にも組合員向けBCP研修の開催を計画しており、現状を上回る盤石な体制づくりに向けた計画の策定など、意識の浸透が期待される。


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