道内SS数1641カ所に
29年連続 前年比27カ所減
2025.8.18
 資源エネルギー庁はこのほど、令和6年度末の揮発油販売業者数、SS数(品確法登録ベース)をまとめ公表した。それによると全国のSS数は前年度末から405カ所減少して2万7009カ所、本道のSS数は27カ所減少して1641カ所。需要の減退などから全国は30年連続、本道も29年連続となるが、減少数はともに漸減傾向にある。揮発油販売業者数は全国で前年度末比294者減の1万2113者、本道は12者減の691者だった。

 全国のSS数は、6万421カ所だった平成6年度末をピークとして減少に転じ、9年度以降は毎年1000カ所を超すペースで減少。平成16年度末に5万カ所、平成22年度末に4万カ所、令和元年度に3万カ所を割り込んで、そのまま減少を続けてきた。

 令和6年度末(令和7年3月31日)現在の全国SS数は2万7009カ所。6年度中に39カ所の新設(運営者交代、承継を除く)がある一方、444カ所の廃止があったことから、差し引き405カ所の減少となり、30年連続の減少となった。

 減少数が一気にペースダウンした令和元年度末を除き、減少数、減少率ともに平成27年度以降は漸減傾向で推移してきたが、令和5年度末はともに増加。令和6年度末の減少率は1・48%となって、減少ペースは再び鈍化している。

 なお、資源エネルギー庁ではSS数の正確な把握に向け、品確法で定める「廃止の届出」を行わずに廃業するなどしたSSを平成25年度から職権消除しており、6年度にもそれが4カ所あったことから、実質的な減少数は401カ所となる。

 このうち本道の令和6年度末SS数は、前年度末から27カ所減少して1641カ所。29年連続の減少となったが、減少数全国最多は新潟県の29カ所に譲った。

 また、ピーク時と比べ半数以下となっている全国とは違い、最も多かった平成7年度の3050カ所と比べても1409カ所、46・20%の減少にとどまっている。

 他方、令和6年度末の揮発油販売業者数は1万2113者。4者が新規登録する一方で298者が撤退・合併したことから、差し引き294者の減少となった。ただ、これについても職権消除が4者あり、実質的な減少数は290者となる。

 このうち本道の揮発油販売業者数は、前年度末から12者減って691者となっている。


北海道のガソリン価格予想
8月25日(月)から8月31日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げもあり

08月25日付ヘッドライン

■セルフ価格看板乱高下 札幌市場 消費者に戸惑い
■厳寒期の災害対応など確認 札危協などが教養セミナー
■依然9割強に影響及ぶ 原油・原材料価格高騰で道が調査
■リニューアルから7カ月余り 思いのほか油販好調 中和石油EneJet札幌北5条
■タイヤなど上積み狙う 道エネチャレンジ石狩街道