
前回7月4日調査以降、室蘭や滝川、網走など11市は納入価格の改定を見送っているが、レギュラーガソリンについては圏域で対応にバラツキを残しながらも、残る24市のうち半数を超す13市が最大で10円の値上げに動き、35市平均価格は3カ月ぶりに前回調査を1円39銭上回って157円96銭となった。軽油やA重油も前回調査を上回ったが、灯油は小幅ながら下回っている。 =金額は消費税抜き=
■ ガソリン・軽油
道内35市の多くは毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自調査に基づいて価格を改定し、月初に遡るか翌月初めに繰り延べ新価格を適用しているが、札幌圏各市場では7月第3週に続き第4週にも販売業者の多くが仕切り上昇分の転嫁などに動いたことから、レギュラーガソリンについては道央圏6市のうち2市が価格を据え置く一方で4市が最大6円の値上げに動いた。
こうした状況は、道南圏や道北圏でもほぼ同様となったが、道東圏では値下げ、空知圏では価格改定の見送りが中心となるなど、圏域でバラツキも出ている。
レギュラーガソリン35市平均価格は、価格改定見送り11市を除く24市のうち半数を超す13市が最大10円の値上げに動いたことから、前回調査を1円39銭上回って157円96銭。最高値は稚内の171円、最安値は岩見沢の147円だった。
同様に軽油も、24市のうち14市が値上げに動いたことから、35市平均価格は前回調査を1円70銭上回って144円82銭となっている。
■ 灯油・A重油
灯油は、価格改定見送り11市、未納入1市を除く23市のうち16市が価格を据え置く一方で、値下げが値上げを上回ったことから34市平均価格は唯一、前回調査を10銭下回って112円79銭。
A重油も17市が据え置く一方で5市が値上げ、2市が値下げに動いたことで、未納入2市を除く33市平均価格は前回調査を23銭上回る113円13銭となった。
北海道のガソリン価格予想
8月25日(月)から8月31日(日)まで
価格下降
値戻し後の下げもあり
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08月25日付ヘッドライン
■セルフ価格看板乱高下 札幌市場 消費者に戸惑い |
■厳寒期の災害対応など確認 札危協などが教養セミナー |
■依然9割強に影響及ぶ 原油・原材料価格高騰で道が調査 |
■リニューアルから7カ月余り 思いのほか油販好調 中和石油EneJet札幌北5条 |
■タイヤなど上積み狙う 道エネチャレンジ石狩街道 |