道内35市燃料油納入価格
ガソリン、軽油大幅値下げ
2025.12.15
 ガソリン税や軽油引取税の旧暫定税率廃止に向けての補助金拡充が11月13日にスタートしたことを受け、道内各市場では即刻、ガソリン、軽油価格を値下げ。それを受け道内35市のほぼすべてがレギュラーガソリン納入価格で最大15円、軽油で最大12円の値下げに動いていたことが本紙調査で明らかになった。ガソリンの35市平均価格は前回調査を6円20銭下回って152円75銭となっている。  =金額は消費税抜き=

■ ガソリン・軽油

 道内35市の多くは、毎月20日過ぎに納入業者からの申し出や独自調査に基づいて納入価格を見直し、月初に遡るか翌月に繰り延べて適用しているが、ガソリン税や軽油引取税の旧暫定税率廃止に向けての国の補助金拡充が11月13日にスタートしたことを受けて道内各市場が即刻、レギュラーガソリンや軽油の価格を値下げしたことから、35市のうち33市がガソリンで最大15円、軽油で最大12円の値下げに動いた。

 また、市場のうち一部には大幅な値下げ後、値戻しに動いたところもあり、これに月中4度の改定を行い対応した市も見られた。

 レギュラーガソリンの35市平均価格は、前回調査(10月29~30日)を6円20銭下回る152円75銭で、最高値は前月の価格を据え置いた函館の163円、最安値は芦別の139円40銭。

 一方で軽油の35市平均価格は、前回調査を5円24銭下回る140円56銭となっている。


■ ガソリン・軽油

 灯油は、プライスリーダーのコープさっぽろが価格を据え置いていることから市場の動きは小さく、それを受け未納入1市を除く34市のうち27市は価格を前月までと同様に据え置いた。ただ、最大で5円となる値下げが最大で1円となる値上げを2市上回ったことから34市平均価格は前回調査を小幅15銭下回って112円71銭。

 A重油もほぼ同様の状況で、未納入1市を除く34市平均価格は、前回調査を79銭下回って112円29銭だった。



北海道のガソリン価格予想
12月15日(月)から12月21日(日)まで
価格上昇
値戻し

12月15日付ヘッドライン

■道のり遠い適正市況 安値への追随止まらず 道内市場
■経営への影響減少傾向 道が原油・原材料価格の高騰で調査
■経営状況改善は17.9% 北海道の労働事情で中央会が調査
■「バイオ系」も視野に 経産省が合成燃料商用化ロードマップの改定案
■油販も油外も「さらに増販」へ AIXセルフ五輪通りSS