道内各市場で即刻転嫁
空前の値上がりに対応
2026.3.16

札幌市場ではフル192円
 イラン情勢の緊迫化に伴う供給不安などで原油価格が急騰。12日適用の元売仕切り価格がついには前代未聞とも言える26円の上昇となる中で、販売業者のほぼすべてが「即刻の転嫁」に動いた。札幌市場では未達分を含めた28円程度の値上げに動く販売業者が多く、レギュラーガソリン看板価格はバラツキを残しながらもフル192円、セルフ189円にまで上昇。同様に28円程度の値上げに動いた帯広市場では200円台看板も出ている。

 札幌圏で複数のSSを運営する販売業者は「現状は異常事態。企業努力ではどうしようもない領域に突入しており、対応の遅れは経営上の重大な瑕疵(かし)になりかねない」と話し、通常は翌週の月曜日まで待つ元売仕切り価格上昇分の転嫁を即刻実施した。

 また、別のある販売業者は「今回ばかりは上げ幅を小さくし、いわゆる安値を掲示するSSが出たとしても全く追随する気はない」と言い切る。

 札幌市場では今月9日に販売業者の多くが3円程度の底上げに動いていたが、そのわずか3日後となる12日にも、多くが仕切上昇分に2円を乗せた28円の転嫁、底上げに動き、バラツキを残しながらもフル192円、セルフ189円看板が目立つようになった。量販各社も186円80銭看板を掲げ追随した。

 こうした動きは他市場でも同様。旭川では28円ほどの値上げでフル187円、セルフ184円看板が多くなったが、それを上回る30円の値上げに動く販売業者も。

 帯広では28円程度の値上げでセルフは186円看板が多くなったが、フルは198円から204円までの幅で、ついに200円台看板が出た。

セルフ189円看板が主流


北海道のガソリン価格予想
3月16日(月)から3月22日(日)まで
変わらず
原油価格は急騰中

03月15日付ヘッドライン

■道内各市場で即刻転嫁 空前の値上がりに対応
■大規模停電想定し燃料供給支援訓練 道経産局と陸自北部方面隊
■コスト転嫁 徹底確認 北石連が全道理事長会議
■「小樽エネルギー」を設立 北海道エネルギーと杉商が共同出資
■車販を油外の柱に 系列専門店との連携強化 出光リテール百合が原SS