年収106万円の壁撤廃へ

人材確保にも光明差す
2026.9.20
 本年度の本道における最低賃金は前年度より56円引き上げ1131円に決まった。7月1日に改定決定について北海道労働局から諮問を受けた北海道地方最低賃金審議会が8月4日付で引き上げを答申。答申を受け労働局は9月1日の官報公示など事務手続きを進め、10月1日に答申どおりの引き上げを発効する。


 本年度の最賃については、7月28日に中央最低賃金審議会が厚生労働省に全国平均で55円の引き上げの目安を答申。今年の目安では、東京などAランクの54円に対し北海道などのB、青森などのCが56円と2円上回った。例年ならば時給の高いAランクの方が引き上げ額が高かったが、地域格差是正という考えから、BやCランクが高くなっている。

 この目安を受けて都道府県の地方審議会がその地域の最低賃金を審議し、このほど全都道府県で改定額が決定した。このうち国の目安を上回ったのは33府県に上り、全国平均引き上げ額は目安よりも1円上がって56円、平均額は1177円となった。

 近年、最賃の引き上げを行っても「年収106万円の壁」を意識して年収を意図的に抑える「働き控え」が問題となっていたが、今年10月からは社会保険などに適用する判定基準、いわゆる106万円の壁が撤廃される。苦労して賃上げ原資を確保し、時給を上げても「働き控え」で人を確保することが昨年まではうまくいかなかったが、今年は撤廃によって、いい方向に行きそうな感じがする。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
9月28日(月)から10月4日(日)まで
価格上昇
週末下げ、週初め値戻しパターン

09月30日付掲載予定

■安定市況構築に苦慮 繰り返される「悪循環」 道内主要市場
■正規従業員、56%が不足 「人手不足」で道が調査
■どうなる今冬灯油商戦 秋の戦略特集
■油販好調、油外もさらに拡販へ 道エネ三角山SS
■ドラスル洗車、拡販に照準 キタセキ札幌新川SS