
札幌の奥座敷定山渓温泉で10月21日から今月3日まで自動運転バスの実証実験が行われた。10月30日には走行中のバスが障害物を検知して急停止した際に乗客1人が前方に投げ出され転倒したというニュースがあった。原因は路上に重なった落ち葉を障害物と誤認してブレーキが作動したためだという。このバスは時速20㎞以下で走行するそうだが、落ち葉だけでなく湯けむりも障害物と認識するらしく、温泉地では致命的かも知れない。
先月閉幕した大阪・関西万博では、7月に起きた自動運転EVバスの衝突事故やそのバスを使った大阪府の自動運転実証実験の延期など自動運転へのネガティブイメージに事欠かない状態だが、2024年問題も含めたバスの運転手不足から路線減便や廃止などが頻繁に起きている状況の中、自動運転技術の進歩は交通インフラ維持のために不可欠だ。
今月4日からは千歳市でも自動運転バスの実証実験が行われている。これには予約をすれば誰でも乗車できるそうで、興味はあるが事故が怖いのも事実。
全国各地でバス運転手確保のための人材募集や運転体験会が行われている。本道でもバス会社などが運転手の確保に躍起だが、そんな中で日高地域の移住&バス試乗体験をきっかけに運転手になった人がいるという話題があった。こうした貴重な人材を発掘し、逃さないようにしておくことが将来、自動運転バスの技術やインフラが確立するまでの大切な道筋になのではないか。 (彰)
北海道のガソリン価格予想
11月17日(月)から11月23日(日)まで
変わらず
国の補助金拡大に伴う値下げも一段落
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11月20日付ヘッドライン
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