影響大きいSSの閉鎖
存続への支援が不可欠
2025.6.15
 数年前のある石協の総会で「○○石油の○○です。油を売っています」と自己紹介した社長がいた。石協の総会だから間違いなく皆売っていると思ったが厳しい環境の中、あえて総会で発言するということに石油販売事業者としての自負を感じた。


 また、これも数年前だが、SSのサービスルームで地元の人の会話に混ぜてもらったことがある。地元の人が「ここは石油を売っているけど、別の意味で我々もここで油を売っているのさ」と話し皆で大爆笑した覚えがある。会話の輪の中に入っていたそこの所長も「仕事ははかどらないし本当に迷惑なんだわ」と言いつつ、顔は笑っており決してそうではないという態度だった。

 今「価格で選ばれるSS」という言葉が聞かれるようになった。接客やサービスではなく1円でも安いSSが選ばれるという。セルフSSが増えてから一層そういう傾向が強くなっている。ガソリン価格を含む諸物価の高騰で、1円でも安いところにというのは一般的な考えとして理解できるが、この業界はそれでいいのだろうか。有料会員に格安価格でガソリンを販売するコストコが4月に出店した関東地方のある市では、地場の給油所が3カ所も閉鎖したそうだ。

 地域エネルギーの安定供給を担うSSが閉鎖したらガソリン難民や灯油難民が出かねない。企業は利益追求が基本、であるなら不足する利益確保に向けた国や地方公共団体の支援、地域を守る支援というのが必要になってくる。 (祐)


北海道のガソリン価格予想
3月30日(月)から4月5日(日)まで
変わらず
緊急的激変緩和補助金で価格維持か

04月05日付掲載予定

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