JX日鉱日石エネルギー 北海道支店長 武本 修 氏
6月26日、北海道支店長として赴任以来、道内各地の特約店へのあいさつ回りをほぼ終了、「やっと落ち着いた」と笑う武本修新支店長。
2004年7月から翌年10月まで北海道支店勤務を経験しつつも「北海道の広大さを目にし、あらためて広い、大きい」を実感したとか。また、「全道各地でENEOSを展開、ご商売している特約店の方々にお会いして非常に心強く感じた」とも語る。
JX日鉱日石エネルギーの道内シェアは50%近くとダントツだが、「常に謙虚な気持ちを忘れず、商売したい」と温和な表情にも時には鋭い視線も。
本社販売部に従事していた頃から、道内では「夏の商売と冬の商売」の大きさの違いを感じていた武本新支店長。いわゆる冬期間の「灯油」を筆頭に中間留分の占める割合が本州とは別格の北海道。最大の特徴だが、夏季商戦に弱いという面も内在している。解決への力量が期待される。
これから迎える灯油シーズンを前に「道民生活には切り離せない灯油。安定供給には注力していきたい」と力を込める。
道内を一周しながらも気になったのが、業界人として当然ながら価格看板。競争が激しいのを肌で感じたらしい。「業界全体がもう少しコスト意識を高めることが大切だ。このままでは元売も小売も沈んでしまう」と危機感をにじませる。
道内の特約店に関しては「地域に根付いてきちんと商売をされているのは心強い。いかに地元から信頼されているのかを感じた」と誇らしげ。
「SSは特約店の顔でもあり、ENEOSブランドの顔でもある。SSの特徴を伸ばし、個性のあるSSつくり、そして地域NO1へお手伝いしていく」。長く手掛けてきたDr・Drive推進マネージャーだけに「SSつくり」には自信ありと見た。
1960年生まれ54歳。