今年4月1日付の異動でJXエネルギー北海道支店長に就任し3カ月。ハードなスケジュールが組まれた道内全域へのあいさつ回りもやっと一段落した。
本道勤務は15年ぶり。特約店を訪れ「当時より口座数が減った」ことには寂しさも感じたそうだが、それぞれの地域で「元気に頑張り、しっかりとした経営をしている」姿を目にして心強くも思ったという。
そのような特約店の「未来」づくりに向けて考えているのは、様々なノウハウの積極的な提供、様々な企画の積極的な提案だ。「例えば」と、SSの道路側の掲出に言を進める。
のぼりやポップを減らすだけで売上げが格段に違ってくることや、ブラインドとなるタイヤの置き場所を変えるだけで来店客数が増えることなど、自らデータを取って確かめた増販への手立てを「是非ともお伝えしたい」と話す。
また、各種企画の提案に当たっても、それぞれに違う地域事情に目を向け、画一的にならないよう留意することを念頭に置く。「おしなべてでは、皆さんに失礼でしょ」とも。
歯切れの良い語り口が何とも印象的。自らの性格を自己分析して「ネアカに違いないけど気分屋」と笑い飛ばす、そんなウイットに富む一面も持ち合わせる。
初めての単身赴任で、休日は、ゴルフとジャンルを問わない読書に時間の多くを割くが、ずっと続けてきているウォーキングで、北海道をより身近なものにしていきたいそうだ。
ふくだ・あきひろ=昭和39年6月28日生まれ52歳。昭和63年に東北大学経済学部を卒業し、同年4月、日本石油入社。平成16年新日本石油関東第1支店業務グループマネージャー、19年同関東第3支店販売3グループマネージャー、21年同新エネルギーシステム事業本部FC・ソーラー事業部FC事業2グループマネージャー、22年JX日鉱日石エネルギー小売販売部販売総括部販売総括グループマネージャー、24年同関東第2支店副支店長。